2020年鑑賞済み作品Best5

takakoです。

前年度のベスト5を、久しぶりに1月中に更新できるかと思ったら、結局2月（おぃ）。ベスト1「ミセン -未生-」ベスト2「バリでの出来事」は不動なのですが、過去に見たことがある作品なので、今回は除外。そして、驚いたのは見た本数。緊急事態宣言中も50％の出勤だったので、時間がありあまることもなかったからか、見終わった作品数は74本と例年と変わらず。

ちなみに、フツーの人ならベスト5にいれそうな「キム秘書はいったい、なぜ?」だったり、「梨泰院クラス」は、私の場合は入ってません。全体を通しては面白かったんですが、次が気になって仕方がないという衝動にかられなかった上に、途中ダレたのが大きな原因。あっ、どっちもパク・ソジュンが出ていますが、パク・ソジュンが嫌いなわけではありません。友人に連れられ、ファンミに何度も行ってますから。

見終わったのが2020年の作品ベスト5です。

◆Best1　愛してる、泣かないで

「愛してる、泣かないで」をベスト１にあげる奇特な人は、ほとんどいない（笑）と思うのですが、私の中ではベスト１。何がベスト１かというと、とにかく次が気になって気になって仕方がなく、あらすじ探したり動画探したりしまくりましたから。おまけに、ラストシーンで、10年後がどうなっているのかすごく知りたくなった作品というのも初。ラストシーンに衝撃を受け、その後は？と思うことはあっても、10年後のミスとヨンミンがどうなっているのか、10年後の続編希望（ちょうど今頃）を初めて強く思った作品。ある意味、私がドハマリしたということだとは思います。

あと、ドラマを通して、明るくて元気ハツラツなイ・ユリが、どんどん辛抱強くおとなしい性格に変わっていくというのも見もの。国民の悪女という称号（？）を与えられたイ・ユリが、悪女に陥れられる役！ですし。というより、イ・ユリが演じた数々の悪女より、「愛してる、泣かないで」の悪女のほうがもっと陰湿。なんというか、あの巧みな話術はあっぱれって感じです。

それにしても、12年前の作品にも関わらず、イ・ユリ演技上手な上に、今と見た目がほとんど変わっていない。10年以上の前の作品だと、演技の感じが違ったりするんですが、これほどまで変わっていないのには、驚かされました。ドラマの主演が途切れないのも納得ではあります。

◆Best2　恋の記憶は24時間～マソンの喜び～

ドラマの前半は、キップムがトップスターだったので、ソン・ハユンが？みたいになったのですが、数話で落ちぶれて再起をかけていろんなことを挑戦している役柄になった辺りはぴったりだなぁ～と（おぃ）。というのは、私がソン・ハユンを認識したのが「それでも青い日に」だったので、苦労人の役のほうが似合ってる感じがするんです。まぁ、朝ドラのイメージってなかなか抜けないというのはありますが。

ただ、「恋の記憶は24時間～マソンの喜び～」の場合、内容云々の前に、もし自分の記憶が24時間しか持たなかったら？というのを考えさせられたというのが、ベスト２に選んだ理由。どんな人でも毎日は初めての日ですが、何度も会っている人ですら毎日初対面というのは、どんな感じなんだろう？と。記憶がなくなっていく認知症に近いんだろうとはわかりますが、なったことがないのでわからない。おまけに、マソンの病状の悪化は、家族や主治医の裏切りのせいでもあったし。幸い、キップムという良き理解者に出会えたことで、マソンは病と一緒に前に進に、ハッピーエンド。一歩間違えると暗いお涙頂戴なテーマを明るいコメディタッチに描いているのは、感心させられました。

◆Best3　僕が見つけたシンデレラ～Beauty Inside～

ベスト2に選んだ「恋の記憶は24時間～マソンの喜び～」と同様、特殊な病気もの。正確には、ある瞬間に別人になるというのはありえませんが、顔が認識できないという相貌失認は実際にある病。正直、マスク生活が続いてる今なら、相貌失認を擬似的に体験しているため、これ、大変だよなぁ～とわかります。そう、マスクで顔の下半分が見えないため、表情が読みづらい。幸い、マスクの場合は目を認識できますが、相貌失認の場合、その目すら認識できない。おまけに、失明とは違うので、傍からは病気だというのがわかりづらいし。

ただ、ドジェは努力で、相貌失認だと周りに気づかれずに済んでいたのですが、その病をセゲだけが気づいちゃう。まぁ、セゲもセゲで特殊な病に苦しんでいたから、周りへの観察力が高いというのもありますが。で、そんな二人が契約恋愛から本気になったと思ったら、ドジェの病の原因がセゲだったということが判明し・・・という韓国ドラマあるあるのネタとうまく絡めているのが、「僕が見つけたシンデレラ～Beauty Inside～」。おまけに、その絡め方が違和感がない。脚本家ってすごいなぁ～と本当に感心してしまいました。

コロナ禍である今のうちに見ると、共感ひとしきりです。

◆Best4　まぶしくて-私たちの輝く時間-

「まぶしくて-私たちの輝く時間-」は、ある意味、裏切られたドラマ。ヘジャ一人だけが老いてしまうので、タイムスリップドラマの新種か？と思ったのですが、まったく違う。「まぶしくて-私たちの輝く時間-」は、認知症になったへジャの回想録というか妄想みたいなものだったのです。この次どうなるんだろう？というところで、現実に戻され、ずっこけた感じは「パリの恋人」に通じる部分はありますが・・・。

ただ、「まぶしくて-私たちの輝く時間-」のテーマである「あの幸せだった瞬間を胸に生きていく」というのはよくわかります。以前は当たり前にできたことが、コロナによってできなくなる１年を過ごしたからこそ、共感部分は大きい。「じゃ、また」と言って１年以上会えていない友人もいますし、当たり前だったコンサート、ファンミ、海外旅行どれもでNG。まぁ、コンサートはオンラインで視聴しましたが、DVDで見ているのと違いがわからず。やはり「場」というのが大事だったということに気付かされましたし。そんなことを考えさせられたという意味でも、「まぶしくて-私たちの輝く時間-」は、今見るべき作品だと思います。

◆Best5　あした輝く私へ～マイ・ヒーリング・ラブ～

マクチャンドラマ好きなので、典型的なマクチャンホームドラマは外せない。というわけで、ベスト5は「あした輝く私へ～マイ・ヒーリング・ラブ～」。記憶喪失になったお嬢様が、孤児としてたくましく生き・・・という典型的なあるあるパターンではありますが、主人公チウは、お人好しだけど、お人好しすぎないところも花丸。ダメ夫ワンスンを見限って離婚し、自分を捨てた継母の行為を思い出した時は、脅迫（？）しますから。その上、継母の実子ジンユも、性格がいい。この手のマクチャンドラマは、継母だけではなく、その実子も一緒になって財閥家を乗っとろうと企てているのに、母の罪に気づいたジンユは、その事実を自ら告白し、家を出ますから。

そういう意味で、「あした輝く私へ～マイ・ヒーリング・ラブ～」は、マクチャンドラマを見すぎている私の予想を裏切る展開になるため、余計に次が気になる！という構成。まぁ、マクチャンといっても、チウを刑務所に入れるような陰謀は出てこないので、軽めではありますが。

そして、疲れているときに、ワンスン母の行動を見るだけでも癒やされます（おぃ）。「マイ・ヒーリング・ラブ」という副題は、ワンスン母の突拍子もない行動に大笑いして、癒やされるととらえたいくらい、面白い。正直、ワンスン母のようなキャラがいるだけで、ドラマの内容云々より、見てて楽しめるのは確か。ワンスン母を演じたパク・ジュングムさんに、主演女優賞をあげたいくらいです。

ちなみに、2020年中に見終えた作品は以下の74本。途中離脱したのは、「愛と笑いの大林洞-ビッグ・フォレスト-」1本！