不屈の婿 毒舌感想

takakoです。

BS日テレで放映されていた「不屈の婿」。原題は「不屈のチャ女史」なのに、邦題は「不屈の婿」になっている上に、パク・ユンジェが主演みたいな扱い!ネタばれあるので、ご注意を。

BSデジタルで見ていると、同時期視聴中のドラマのキャストが結構かぶります。「不屈の婿」なら、パク・ユンジェは「運命の渦」、ハ・ヨンジュは「左利きの妻」で、「不屈の婿」ではお金持ち役の二人がなぜか貧乏人の役(笑)。幸い、服装はそこまで極端な貧乏人の役ではないので違和感はないんですが、時々、とんでもないパンチパーマにぼろぼろの服なんてパターンもあり、韓国の俳優さんたちって振り幅広いなぁ~と。

肝心のドラマの内容は、とにかくイライラさせてくれるという一言で言い表せるかと。「渡鬼」の舅版(おぃ)。別に、舅ドンパルが嫁をいじめる訳ではないんですが、とにかく無茶苦茶な要求ばかりする。せめて旦那がまともならまだしも、オ・ダルスは最低。前払いされた退職金を株で飛ばしたり、チャ女史の兄が娘ウンジの結婚費用にとくれたお金を勝手に使い込んだり。それどころか、紙くずになったと思って塩漬けにしていた株が含み益が出ていると知ると、売却してあちこち使いまくったり。その上、舅の無茶な要求をダルスがすべてYESと答える始末。おまけに、チャ女史が好きになってダルスを選んだのではなく、チャ女史をダルスが追いかけ回して落とし、結婚した途端態度が豹変したというから唖然。本当によく離婚しなかったと感心しました。

他にイライラさせてくれるエピソードは、ドンパルの女性関係。70代になっても女好きなのは治らないようで、奥さんが亡くなって1年後、結婚詐欺にあいます。フツーなら懲りるはずが、今度は孫娘の結婚相手のおばあさんが元カノと判明すると、孫たちの結婚を反対し、老い先短いい自分たちに譲れ、自分たちが結婚すると言い出す始末。結局、最後の最後で折れるのですが、今度は公園で出会ったチャ女史より若いグムシルを連れ込むのです。それも、出会って5日で!さすがに、ダルスもグムシルには反対すると思ったのですが、このときも言いなり。私がチャ女史なら、100%反乱起こすでしょう。というより、離婚届を突きつけたのは間違いない。

ちなみに、日本で主演の扱いになっている婿ジソクは、そもそも婿になってないんですよねぇ~。婚約者ウンジが交通事故であっさり死亡してしまうんで。ちょっとこの展開には驚きましたが、ウンジ役のイ・ガリョンって、韓国のサイト探してもほとんど出演作が出てこず、なるほど!のキャスティングでした。そう、ジソクの元カノであるハヨンの立ち位置が途中までわからなかったんですが、ウンジ死亡で展開読めたんで。

「不屈の婿」はとにかくイライラさせられるので、時間がない方にはおすすめしません。というより、途中で断念せずよく最後まで見たなぁ~と、自分を褒めてあげたいです。

■キャスト
キム・ボヨン(チャ・ミラン役)
オ・グァンロク(オ・ダルス役)
イ・ガリョン(オ・ウンジ役)
パク・ユンジェ(キム・ジソク役)
シン・ミンス(オ・ギフン役)
ハ・ヨンジュ(イ・ユニ役)

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