秘密と嘘 毒舌感想

takakoです。

BSフジで放映されていた「秘密と嘘」。悪女が主役を食うドラマはよくありましたが、悪女が主役というのは新鮮。ネタばれ書きすぎたので、ご注意を。

年70本近く韓国ドラマを見ているので、マクチャンドラマならある程度の展開は予想できるようになったのですが、まぁ、「秘密と嘘」はその予想をいくマクチャンぶり。何しろ、主人公のファギョンは偽物。幼い頃、ミソングループの社長夫婦の実の娘ファギョンが亡くなったことで養女になり、ファギョンの代わりに生きてきたのです。その事実を知っているのは養父のシン・ミョンジュンだけで、母ヨニは娘を失ったショックで偽物を本物と思い込んでいるという、びっくりな前提。ここまでならそこまで大きな問題ではないのですが、この事実をファギョンの親友ウジョン、ウジョン母ジュウォンが知ってしまったことで、話は展開していきます。

墓までもっていくつもりだった秘密をウジョン、ジュウォンに知られたことで、ファギョンは二人を抹殺しようと躍起になります。相手を追い込めば追い込むほど逆効果だろう!とテレビに向かって突っ込んでいたら、案の定、ジュウォンがミソングループの会長に真実を告げてしまいます。その結果、ファヨンはミソングループから追い出されてしまいます。ですが、ここで諦めるファギョンではない。ミソングループを手に入れるため、生き別れになっていたミソン会長の長男の息子を探し当てるのです。ただ、その相手がファヨンが誘惑してもなびかなかったユン・ドビン。すると、ファヨンはジェビン母をそそのかし、ドビンではなく、弟のジェビンをミソンの孫に仕立て上げ、孫の嫁で返り咲くという計画を立てます。そして、またもやこの嘘に気づいたのがジュウォン。もちろん、ファヨンに妨害され、階段から落下し、記憶まで失うという自体に!

ただ、ジュウォンの記憶喪失は手術の後遺症が原因のため一時的なもの。そして、記憶が戻ったジュウォンは、ファヨンの悪事を暴くために記憶喪失のふりを続け、な、なんと、ミソン家の執事に!それどころか、あれだけミソングループに執着していたシン・ミョンジュンは、ヨニと離婚し、実の娘ウジョンとの関係修復に力を注ぎだす始末。この間に、ジェビンが偽物でドビンが本物であるということを、ミソン会長以外は全員知ってしまうのですが、ドビンがジェビンが自らミソン会長に告白する機会を与えてしまい、話がややこしくなっていきます。そう、時間稼ぎをしている間に、ファギョンが裏で動いていたのです。つくづく、ファギョンの頭の良さには感嘆するばかり。というより、その頭を良さで事業を起こしても良かったのでは?と思うレベル。ミソンに執着しなくてもよくない?と思ったんですが、こればかりは本人ではないのでわかりません。

結局、最後にはすべての悪事がバレ、ファギョンは指名手配されます。で、捕まって終わりかと思いきや、これまた違うのです。すべての悪事をインタビューで答え、ジェビンと過ごした海に行き・・・。まさか自殺?というところでジェビンが現れ、ファギョンを助けようと海に入ったシーンで終わり。助かったのか助からなかったのか、心中したのかもわからない!ファギョン自身は自分の罪も認めているのに、刑務所でも、よくある何年後というパターンでもない。それどころか、ジェビンを愛している、一緒に過ごして幸せだったと心の中で言ってるし。もう何が何だかわからず。

ラストシーンの衝撃が大きすぎたせいで、「秘密と嘘」は忘れられない作品になりました。ちなみに、主演はファギョン役のオ・スンアですが、助演はどう考えてもジェビン役のイ・ジュンムンの方がしっくりきます。えぇ、「秘密と嘘」では、ソ・ヘウォン、キム・ギョンナムは影薄かったんで。

■キャスト
オ・スンア(シン・ファギョン役)
ソ・ヘウォン(ハン・ウジョン役)
キム・ギョンナム(ユン・ドビン役)
イ・ジュンムン(ユン・ジェビン役)
チョン・ノミン(シン・ミョンジュン役)
キム・ヘソン(ハン・ジュウォン役)
イ・イルファ(オ・ヨニ役)

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