ルビーの指輪 毒舌感想

takakoです。

BS11で放映されていた「ルビーの指輪」。録画済みが30話位になった時点で見始めたのですが、あまりの面白さに睡眠不足になりながらもアッという前に見終え、本放送に追いつき、やっぱり先が気になって動画探して見てしまうほど（笑）。「ルビーの指輪」のせいで、私の睡眠不足がどれだけ加速したか！って感じです。ネタバレあるのでご注意を。

今までの復讐劇とはテイストが違うのが「ルビーの指輪」。まさか事故で双子の顔が入れ替わり、妹が姉になりすますなんてストーリーは、初めてですから。

で、とにかくはまった理由は、ルビー役のイ・ソヨンの演技。事故前のルビーの時と、心はルナで顔はルビーの時とは、まったく別人に見えるほど。

「百年の花嫁」ではヤン・ジンソン、「金よ出てこい☆コンコン」ではハン・ジヘが一人二役をやっていたのですが、どう見ても同じ人にしか見えず、うーんって思っていたんですよねぇ～。でも、イ・ソヨンの演技はすごい。ルビーの顔をしたルナが、とにかく憎くなっていきます。もう、テレビを見ながら、ぎギョンミン早く気づけよ！！！と何度思ったことか（笑）。

特に、ちょっとしたクセが、ルビーの時とルナの時とは全然違ってるんです。これ、ヤン・ジンソンやハン・ジヘがメイクや服装で別人を装っていたんですが、クセが一緒で別人に全く見えなかったのとは大違い。特番で、嫌いにならないでくださいと言っていたイ・ソヨンの言葉は、妙に納得できました。

本題の感想ですが、BS11の掲示板を読んでいると、最終回はルナが狂って終わりみたいに思われている方が多かったのですが、私の意見は違います。

ルナは狂っている振りをしているだけ

私がオリジナルで見た限りでは、ルナは大勝負を打っているような気がしたんです。狂った振りをして、いつか大逆転するタイミングを待っていると。だって、1年経過しても顔を取り替えていないことからも、世間には一切公表していないのがわかります。つまり、数年後にルビーの顔のままルナが世間に出ても、世間の人たちは誰一人として入れ替わっているなんて事実は知らず、またもや政治家を目指すかもしれませんし。

正直、最終回は消化不良だったんですが、想像の余地はたくさん残されていて、この先にも波乱が待っていそうな気配を感じられました。

それにしても、ルナの欲望の深さは、今までのマッチャンドラマとは大違い。マッチャンドラマは相手からすべてを奪おうとすることだけで終わるのですが、ルナは上しか見ていない。おまけに、ギョンミン家族が優しすぎてびっくり。あれだけ嘘をつかれたにも関わらず、毎回、反対しても受け入れるんですから。フツーなら、追い出すだろうと。

そして、男性陣は私が劇ハマリしたドラマに出ていた人たちなのが、ある意味、びっくり。キム・ソックンは「きらきら光る」、パク・クァンヒョンは「ピンクのリップスティック」。ただ、これだけはまっても、キム・ソックンがかっこよく見えてくるという韓ドラマジックがなかったのは不思議です（笑）。

ルビーの記憶が戻ってすべてが明るみに出るまでがとにかく長いのですが、面白さは請け合いです。是非どうぞ。

■キャスト
イ・ソヨン（チョン・ルビー役）
イム・ジョンウン（チョン・ルナ役）
キム・ソックン（ペ・ギョンミン役）
パク・クァンヒョン（ナ・インス役）