恋の記憶は24時間~マソンの喜び~ 毒舌感想

takakoです。

BS11イレブンで放映されていた「恋の記憶は24時間~マソンの喜び~」。チェ・ジニョクがキス職人と言われた理由がわかりました(笑)。ネタばれあるので、ご注意を。

中国・海南島で偶然出会ったキップムとマソン。マソンは、チンピラに絡まれているキップムを連れ逃げたことで、キップムのスタッフたちを一緒に探すことに。あちこち探している間、たまたま路上で開かれていたイベントにキップムが参加し、歌を歌います。歌うキップムの姿に、マソンは一目惚れ。その後、無事にスタッフを見つけたキップムに、マソンは付き合おう、1時間後にここで会おうと約束。ですが、約束の時間前にマソンは交通事故で病院に運ばれ、二人は再会できず。それどころか、キップムは殺人犯の濡れ衣を着せられ、トップスターの座を失ってしまいます。

3年後、二人は再会しますが、マソンはキップムのことを覚えていません。実は、3年前の交通事故の後遺症で、マソンは眠ると前日の記憶がすべてリセットされるなくなるという病に侵されていたのです。そのため、マソンは眠る前に1日の行動をすべて日記に書き、翌朝に読んで覚えるという日々を送っていたのです。ですが、マソンはキップムと再会してから、キップムの記憶だけは断片的に残っていることに気付き始めます。そして、キップムと関連している3年前の出来事も少しずつ思い出し・・・。

韓国ドラマって、とにかく最終回のラストシーンがおいおいってパターンが多い中、「恋の記憶は24時間~マソンの喜び~」は珍しく私のお気に入り。マソンとキップムの結婚式のシーンなんですが、周囲は誰も歓迎してないどころか、嫌々って感じ。あれ?と思ったら、何しろ4度目の結婚式!マソンが結婚式を挙げたことを記憶していないから、毎週のように結婚式を挙げているんです。そりゃ迷惑がるのはわかるわぁ~と思うのですが、当のキップムは次はどのドレス着ようかな?という感じで、意に介していない。裏返すと、マソンが好きになった相手が、キップムで良かったということ。だって、記憶に問題がある人間との生活って大変だと思うんで。

二人がハッピーエンディングを迎えるまでがドラマのストーリーになるのですが、一番悲しいのはマソンの病。マソン叔母でギジュン母が仕組んだ交通事故がきっかけ。お金儲けに興味がないマソンがソヌグループの大株主なので、ギジュン母と意見が対立していたのです。でも、マソンがキップムとの出来事を断片的に思い出したことで、事故への疑いが生じ、すべては明るみに。とはいっても、マソンが尊敬していた主治医ユン博士も、ヤン秘書も、グルだったんですよねぇ~。幸い、二人とも最後には良心に沿って行動してくれたから、悪化したマソンが正常な生活に戻れるまでになったんですが。

それにしても、原題の「マソンのキップム」は秀逸。マソンは魔性、キップムは喜びで、名前と裏の意図をすべて含んでいます。もちろん「恋の記憶は24時間~マソンの喜び~」はオススメです。2020年のベスト5の1つになることは確実です。

■キャスト
チェ・ジニョク(コン・マソン役)
ソン・ハユン(チュ・キップム役)
イ・ホウォン(ソン・ギジュン役)
イ・ジュヨン(イ・ハイム役)

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