ミセン -未生- 毒舌感想

takakoです。

BS朝日で放映されていた「ミセン -未生-」。2016年に1回視聴済みの上に、大幅カットされていますが、いいドラマはやっぱりいい!ネタばれはほとんどありませんが、ご注意を。

韓国ドラマあるあるの、恋愛、登場人物がつながっていたなどの要素がまったくないのが「ミセン -未生-」。もちろん、ヨンイとベッキが何となくいい感じ・・・という雰囲気だけは残しますが、それだけ。それよりも、重きを置いているのは、主人公グレが社会に出て直面する問題や理不尽な状況、その状況をどう打破するのか?という部分。私自身、転職経験も派遣での就業も客先常駐も経験しているため、グレの被る出来事が他人事とは思えないんですよねぇ~。

幸い、私は業務上での女性差別というのは受けたことがないのですが、就職氷河期世代なので、新卒の就職活動では、大学名、性別、家庭環境、外見など、ありとあらゆる差別を受けたので、コネでインターンになったグレに嫌がらせする人たちの気持ちもわからなくはない。ただ、ルートはコネだったとしても、グレのプレゼンは他のインターン生より上だったのは確か。おまけに、50代が見え始めた40代後半ともなると、何か一つのことだけをやり続けてきたスポーツ選手が秀でているのはわかるので。

ただ、グレが恵まれていたのは、本気で心配してくれる上司たちに恵まれていたから。これは2回目に見ても羨ましいと思いましたし。口だけの上司だったり、部下に責任を押し付ける上司だったり、手柄を横取りする上司には、いっぱい出会ってきたんで。えぇ、私はとにかく上司運がない。おかげで、人の手本になるような上司になろうとも、思わなくなってしまいました(おぃ)。なりたい像を見ないまま年だけとってしまった末路です。

そして、2回目に見て思ったのは、やはりグレ役はイム・シワンで正解だなぁ~と。当初はイ・ジェフンが有力候補だったそうですが、グレは身長が高くない方が絶対いい。最初の頃の弱々しく、周りとうまく関わっていけないという雰囲気は、背が高いと邪魔する気がするんで。その上、イ・ソンミンたちとのバランスを考えても、イ・ジェフンだったら、ここまではまらなかった気がします。えぇ、いくらストーリーが良くても、キャストがいまいちだと、違和感感じるんで。

2回目の視聴でも、「ミセン -未生-」は別格です。2020年度のベスト1は確定です。

■キャスト
イム・シワン+ZE:A(チャン・グレ役)
カン・ソラ(アン・ヨンイ役)
カン・ハヌル(チャン・ベッキ役)
イ・ソンミン(オ・サンシク役)
ピョン・ヨハン(ハン・ソンニョル役)

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