バリでの出来事 毒舌感想

takakoです。

BS12 トゥエルビで放映されていた「バリでの出来事」。2004年の作品でもちろん見たことありますが、久しぶりに見てもやっぱりラストシーンは衝撃です。ネタばれあるので、ご注意を。

ヨンジュは、政略結婚するのが自分の運命だと割り切っていたにも関わらず、いざ結婚が目前に近づくと、元恋人イヌクのことが忘れられず、イヌクが住むジャカルタに行きます。そんなヨンジュの行動に気づいた婚約者のジェミンは、ヨンジュを追いかけジャカルタに。そして、本社からジェミンの世話係を頼まれたイヌクは、ジェミン、ヨンジュを連れて観光に行く羽目になるという不可解な状態。そこに、現地のガイトとして、スジョンが3人の担当になります。

ちょっと意外だったのは、スジョンは玉の輿を狙っていたこと。御曹司のガイドになったということで、何とか気に入ってもらおうとはしゃぎまくるのです。ただ、そんな空回り状態のスジョンを3人は完全に無視。それどころか、ジェミンは一晩の相手にならないか?とスジョンを誘惑。玉の輿狙っているにも関わらず、スジョンはジェミンの提案を拒否。すると、ジェミンはお金をばらまくのですが、スジョンは拾うんです。えっ、最近の韓国ドラマのあるあるだと、お金を渡されても受け取らずにプライドを守るっていうのがパターンなのに、悔しそうにしながらも、スジョンはきちんと拾うんですよねぇ~。スジョンってこんな設定だったんだ!と、まったく記憶にない自分にびっくりしました(笑)。

その後、イヌクは本社勤務に、スジョンは持ち逃げされた社長を捕まえるために韓国に戻り、舞台はソウルへ。そして、スジョンが転がり込んだ友人宅の隣にイヌクが引っ越してきたことで、スジョンとイヌクが何かと絡み始めます。おまけに、スジョンが恥を忍んでジェミンに仕事を紹介してくれと頼みに行ったことで、ジェミンとも関わり開始。面白いのは、スジョンが何だかんだとジェミンを金づるとして近づいたことで、逆にジェミンがスジョンに興味を持ち始め、本気で好きになってしまうのです。それどころか、隣の家に住んでいる上に、同じ会社にも勤めていることで、イヌクまでもスジョンが気になり始め・・・。そう、冷静に考えると、この三角関係すごーい変なんです(笑)。だって、ジェミンはヨンジュが嫌がっていた政略結婚の相手、イヌクは家柄のせいでヨンジュが結婚できないと振った相手なのに、そのふたりとも心はスジョンに向いてますから!

で、この状況を面白く思わないのは、ヨンジュ(笑)。嫌々結婚するのは自分だったはずなのに、ジェミンが結婚したくないと言い出すんですから。結局、ジェミン父に無理やり結婚させられますが、ジェミンは別宅にスジョンを住まわせる始末!そんなスジョンをイヌクも引き留めようと必死。正直、スジョンはお金のために囲われの愛人を選択した?とも思えたのですが、ラストまで見ると違う。そう、スジョンも本当はイヌクよりジェミンを好きだったんですよねぇ~。というか、気づけよ!という感じですが、イヌクがジェミン父の会社のお金を横領し、二人でバリに逃亡して気づくんです。で、スジョンがイヌクにジェミンの元に戻ると話しているとき、ジェミン登場。二人がベッドで寝ていたところだったので、逆上したジェミンがイヌク、スジョンに向かって発泡。血を流しながらスジョンが「愛している」とジェミンに伝えますが、そのまま死亡。ジェミンも後を追い自殺。

スジョンの気持ちをもう少し早くジェミンが知っていたら、どうなったんだろう?と、最初に見たときも衝撃的なラストシーンのことが頭から離れなかったのですが、やはり月日が経っても、同じことを思ってしまいました。ただ、改めて見返すと、ジェミンのスジョンへの本気度っていろんなシーンですごいわかるんです。インスン君の涙の演技見ていたら、こっちまでもらい泣きしそうになりましたし、子供のように嬉しそうにしている姿には思わずかわいい!と言ってましたから。逆に、ハ・ジウォンは今とは演技の感じが全く違っていて、なぜ私が苦手意識持っていたのかは、「秘密」と「バリでの出来事」の印象が強すぎたことを思い出させてくれました。

十数年ぶりに見ても、「バリでの出来事」を見終わった後は廃人に。これ、すごいです。昔も周りにおすすめしていましたが、月日が経ってもやっぱりおすすめには変わりません。

■キャスト
ハ・ジウォン(イ・スジョン役)
ソ・ジソプ(カン・イヌク役)
チョ・インソン(チョン・ジェミン役)
パク・イェジン(チェ・ヨンジュ役)

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