たった一人の私の味方 毒舌感想

takakoです。

テレビ東京で放映されていた「たった一人の私の味方」。韓国で話題になった作品ですが、期待するとがっかりパターンが最近多く、あまり期待せずに見ました。ネタばれほとんどありませんが、ご注意を。

「たった一人の私の味方」を見始めて最初に思ったのは、イ・ジャンウってこんなに太ってたっけ?と。検索したらみんな同じこと思っていたみたいで・・・。そう、私の中で記憶に残っているイ・ジャンウは、「笑ってトンヘ」なんで。10年近く前のドラマと比較する私もどうかとは思いますが、他のドラマは思い出せない(おぃ)。でも、イ・ジャンウ自身のインタビューを読んで納得。30代で本部長という役を考えたら、貫禄があった方が良いと。確かに、韓国ドラマを見ていると、ぱっと見からは、大企業の本部長とか会長とかありえないだろう!という人多いので、「たった一人の私の味方」くらいぽっちゃりしていた方が説得力はあります。

そして、次に思ったのは、主人公はチェ・スジョンとユイですが、デリュク祖母役を演じたチョン・ジェスンさんこそが真の主役では?と。というか、私はチョン・ジェスンさんが主役だと思ってますが!だって、ドランが就職できたのも、デリュクと結婚できたのも、デリュク祖母のおかげなのは確かなんで。デリュク祖母が認知症で、ドランを幼い頃に亡くした妹ミョンヒと勘違いしたことがきっかけですから。おまけに、最悪の出会いをしたデリュクとドランが、一緒に過ごす時間が長くなり、意識し始めたのもやっぱりデリュク祖母の介護(?)があったからというのもあり、どう考えてもデリュク祖母の存在は一番大きい。

その上、デリュク祖母を演じたチョン・ジェスンさんがとにかくかわいい。認知症の症状が現れると20代のように振る舞うのですが、ドラン父を好きになって、オッパと呼んだり、恥ずかしがったり、一生懸命着飾ったりする姿が何ともかわいいんです。一方、ホンジュを親友だと勘違いし、ホンジュもドラン父が好きだと知ると、親友同士で三角関係になってはいけないと釘をさしたり。結局、ドラン父とホンジュが付き合っていると知ると、デリュク祖母はホンジュの髪を引っ張って大乱闘!今は70代で撮影当時は60代後半とはいえ、チョン・ジェスンの体力すごすぎ♪誰もが演じれる役ではないでしょう。

あと気になったのは、テプン役のソン・ウォンソクの立ち位置。ドランが倒れた時に助けた通りかかりの人として登場した時、あれ、見覚えがあるなぁ~、カメオ出演?とか思ったら、ドラン父が経営するパン屋にアルバイトとして再登場。ただ、何となくドランが好きなのかなぁ~という気配を残しつつ、何も起きない。ですが、ドラン父、ドランがいろんな困難に遭遇しても、二人の元にずっと居続け、支えます。ドランが離婚後にやっと動くのですが、一歩引きすぎててこの役必要だった?という感じで微妙。まぁ、カットされている可能性も否定はできませんが、韓国ドラマあるあるの三角関係を無理やり盛り込んだようにも見えなくもなく、中途半端過ぎて勿体ない。

あっ、ドラマのストーリーについては、個人的にはあまり共感できず。だって、私なら突然現れた実の父親受け入れられないんで。血の繋がりがなくても、あれだけかわいがってくれた養父に申し訳なく思う気持ちの方が大きくなると思うんですよねぇ~。なので、ドランの行動(こっそり夜中に部屋に行ったり、腕組みながら一緒に市場にお買い物に行ったり)を見るたびに、うーんって思ってしまいました。

私のように、父と娘という関係性の部分に共感できなくても、「たった一人の私の味方」は全体的な構成はよくできているので、は十分楽しめます。

■キャスト
チェ・スジョン(カン・スイル役)
ユイ(キム・ドラン役)
イ・ジャンウ(ワン・デリュク役)
チョン・ウヌ(ワン・イリュク役)
ユン・ジニ(チャン・ダヤ役)
ナ・ヘミ(キム・ミラン役)
パク・ソンフン(チャン・ゴレ役)
チョン・ジェスン(デリュク祖母役)

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