初めてだから 毒舌感想

takakoです。

TOKYO MX1で放映されていた「初めてだから」。若いときの悩みって、年取ると大したことがないということに気づきます。ネタばれあるので、ご注意を。

2015年の作品なので、メインキャストがみんな若いんですが、2020年の時点で頭一つ飛び抜けたのは、「パラサイト 半地下の家族」に出演したパク・ソダムでしょう。正直、私が見たドラマのヒロインでは、パク・ソダムって立ち位置的に微妙かなぁ~と思っていたのですが、「パラサイト 半地下の家族」を見たときに、あっ、役柄によってこんなにも変わるんだ!と。おまけに、ロングヘアだと別人みたいですし。

前置きはおいておいて、「初めてだから」はいつまでも幼なじみのままではいられないということを教えてくれるという話。幼なじみではなくても、高校、大学、社会人と年齢を重ねるに連れ、昔の友人達とは同じ立ち位置でいられなくなるのは、誰でも経験していること。「初めてだから」の場合、恋愛、親の主従関係まで絡んでしまうから、余計に距離感が難しい。仕方がないこととはいえ、20歳頃なら、友人との距離感が世界で崩れるくらいの悩みだったりしますが、おばさんになると、「そんなこともあったよねぇ~」と。なので、誰もが経験した過去を、ドラマを通して追体験するみたいな感じです。

そして、「初めてだから」でみんなの優しさを感じたのは、カリンへの態度。すでにカリンのお父さんは亡くなっているのですが、カリンは生きているように話したりします。そのことを否定せず、そっと見守る。「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」にも同じようなストーリー出てきますが、これは心の病。心の病は、治すという自分の意志も重要ですが、周りの対応一つで結果変わりますから。えぇ、本人が良かれと思った一言が、病んでいる人には引き金になったりしますから。

「初めてだから」は、若いときはこんな風に考えたなぁ~なんて、ノスタルジックになりたい時にはぴったりの作品です。

■キャスト
ミンホ+SHINee(ユン・テオ役)
パク・ソダム(ハン・ソンイ役)
キム・ミンジェ(ソ・ジアン役)
チョン・ユジン(リュ・セヒョン役)
イ・イギョン(チェ・フン役)
チョ・ヘジョン(オ・カリン役)

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