王になった男毒舌感想

takakoです。

テレビ東京で放映されていた「王になった男」。ヨ・ジングは時代劇ドラマ専門にした方がいいのでは？と思ってしまいました。ネタバレあるので、ご注意を。

道化師と王が同じ顔というのも不思議で仕方がないのですが、ドッペルゲンガーがお互いに会うと片方が死ぬという伝説（？）があったので、道化師か王のどちらかが死ぬのかなぁ～と思ったら、王が死亡！それも、都承旨に殺されるのです。さすがの私もこの展開はびっくりしましたが、ドラマをずっと見ていたら、都承旨の決断もわからなくはない。何しろ、王は腹違いの弟も殺してしまうようなとんでもない人間。と思っていたら、この弟を殺したのも都承旨！てっきり左議政シン・チスが殺したと思っていたので、これまた驚きなんですけどねぇ～。まぁ、その時の都承旨の決断は、王なら自分が理想とする民のための国を築いてくれると思ったからのようですが。でも、この判断も間違っていたことが判明し、都承旨は本物の王を殺し、道化師ハソンを王として仕立てますが。元々は王の身代わりだったのに、ハソンが治める政治が都承旨の理想と一致していたというのが大きい。

ただ、こうやって冷静に考えてみると、あれ、左議政シン・チスより都承旨の方が悪人では？と。民のためにはハソンの方がよいですが、やってること左議政と違いがない。自分が思っているように操れる人を王にしようとしてますから。○○のためという正義が、本当に正しいのか？というのを改めて考えさせれます。

まぁ、そんな正論はおいておいて、「王になった男」の一番の見所は、子役出身のヨ・ジングとイ・セヨン。時代劇でのヨ・ジングは子役時代から散々見ていたので語る必要性がないんですが、イ・セヨンちゃんがおしとやかで一歩下がった演技がこんなにも上手だったとは驚きです。「月桂樹洋服店の紳士たち」のヒョウォン役が一番印象に残ってますから。えぇ、元気で明るくかわいい感じ♪もちろん、他のドラマでは違った役もしてましたが、「王になった男」の王妃みたいに、ほとんどが目で演技する役はなく、あっ、やっぱり子役出身だけあって演技力は格別だなぁ～と、改めて思いました。