病院船~ずっと君のそばに~ 毒舌感想

takakoです。

テレビ東京で放映されていた「病院船~ずっと君のそばに~」。「バリでの出来事」と同時期に見ていたので、ハ・ジウォンの見た目がほとんど変わっていないことにびっくり!ネタばれあるので、ご注意を。

天才的な手術の腕がある上に、出世欲が強く、有名総合病院で女性初の外科科長になるのでは?と目されていたウンジェ。ですが、真面目すぎる性格が災いし、病院船に飛ばされます。赴任した病院船には手術の設備がなく、金銭的に苦しい病院船の経営のことは考えず、ウンジェは勝手に設備を注文する始末。おまけに、実力はあっても性格に難があったため、ウンジェは病院船の仲間たちとはぶつかってばかり。ただ、ウンジェの的確な指示、処理のおかげで患者がどんどん助かっていく姿を見るにつけ、病院船の仲間たちのウンジェへの見方も変わり、ウンジェもまた周りへの態度が少しずつ変わっていきます。そんな中、ヒョンがウンジェに好意を抱き始め、ウンジェにアプローチ。最初は戸惑っていたウンジェも少しずつ心を開き始めるのです。

日本には病院船がないので、そんな医療施設があるんだ!というのが、最初の感想。そして、病院船利用者ってどれくらいいるんだろう?ということを考えたのですが、2020年のコロナ感染拡大で、日本でも議論に上がり始めたとか。確かに、感染症の人たちを隔離するという意味では、理にかなっているとは思いますが、勤務する医師や看護師は大変だろうとも思ったり。医療の問題って本当に難しい。で、「病院船~ずっと君のそばに~」は韓国ドラマなので、患者を救う話だけではなく、権力闘争、陰謀、恋愛すべて含んでいます。そこに、病院経営の難しさも絡み、みんな葛藤してるんです。命を救いたくても、病院がつぶれては意味がない。そのため、理不尽な提案も受け入れざるを得ないというのが、「病院船~ずっと君のそばに~」には描かれていて、考えさせられました。裏返すと、日本でも自費診療になる美容医療がどんどん増えているのもわからなくもありません。だって、医者だって生きていかないといけないし、経営者なら職員の給与も払わないといけませんから。

ただ、「病院船~ずっと君のそばに~」にはそこまでハマれなかったのは、やっぱり恋愛部分。ハ・ジウォンは1978年生まれ、カン・ミンヒョクは1991年生まれ。実年齢13歳差なのに、ドラマの設定では数歳差。実年齢差無視の韓国ドラマの設定は相変わらずですが、いくらハ・ジウォンが童顔でも、カン・ミンヒョクと並ぶと10歳近くの差はあるのはわかります。ハ・ジウォン一人なら30台中盤でも通りますが、並ぶと実年齢差はごまかせないなぁ~と。何でそう思うんだろうとずっと疑問だったのですが、「バリでの出来事」を見て納得。確かに見た目は変わっていなのに、全体から醸し出している初々しさがなくなってる。冷静になって考えると、会社なんかでもどんなに見た目が若くても、話したりしたらベテランっていうのがすぐに感じられる人いるなぁ~と。生きてきた年数というのはごまかせないということを改めて思い知りました。せめてドラマでの年齢差の設定を8歳くらいにしていれば、まだ違和感が少なかったのに・・・と残念です。

で、ドラマの中でハ・ジウォン演じるウンジェは年下くんにモテモテ。カン・ミンヒョク演じるヒョンだけではなく、1997年生まれ!のイ・ソウォン演じるジェゴルからもアプローチを受けますから。おまけに、ジェゴルは両親も説得し、自分と結婚したら病院長の席までついてくると。まぁ、ジェゴル父とすれば、息子が漢方医ですから、ウンジェのような優秀な外科医の嫁は願ったりかなったりではありますけどね。大体、ジェゴル父はウンジェの実力をドラマの中でずっと見てたんで。でも、あれだけ出世欲が高かったウンジェは、ジェゴルではなくヒョンを選ぶんです。総合病院にいた頃なら、感情ではなく理性でジェゴルを選んだ可能性は考えられますが、人間変われば変わるという話です。

病院経営が抱えている問題について知りたいなら、「病院船~ずっと君のそばに~」は役に立ちます。

■キャスト
ハ・ジウォン(ソン・ウンジェ役)
カン・ミンヒョク+CNBLUE(クァク・ヒョン役)
イ・ソウォン(キム・ジェゴル役)
ミナ+AOA(ユ・アリム役)
キム・インシク(チャ・ジュニョン役)

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