takakoです。
BS11で放映されていた「妻の資格」。何気なく見ていたのですが、不倫ドラマなのに妙に美しい。ネタバレあるのでご注意を。
全16話と短かったので、非常にテンポがよく、すっきり見れます。で、不倫ドラマなのに、ソレとテオが妙にさわやか（笑）。二人とも子供もいるんですけどねぇ～。
正直、誰が見てもサンジンよりテオだろうとは思うでしょう。だって、サンジン嫌なやつすぎますから。周りを見下してるのは、自宅のシーンだけではなく、会社や友人とのシーンでもはっきり。そんな態度へのばちがあたったのでしょう。セクハラで訴えられ、自主退職したのに、転職先がないという顛末。
同じ事は、サンジン妹にも言えます。とにかく、義姉を馬鹿にしているのが明白。結局、馬鹿にしていた姉より悲惨な結果になりますが・・・。何しろ、親友だと思っていた人物が、夫の内縁の妻。それも、1歳しか違わない男の母親。未だに男の子を産むことが重視されている社会では、男の子を産んだというのは大きいでしょう。実際、堅物のサンジン妹の義父でさえ、孫息子に会いに行きますから。最終的に認知されたのか、引き取られたのか、離婚したのか、そこまでは一切描かれていないのでどうなったのかはわかりませんが、人のことを馬鹿にし続けていたサンジン妹も、社会的には抹殺されたも同じ。全部自分にかえってくるということです。
さらに、テオ妻のホン魔女も逮捕されちゃうんですよね。欲は適当なところで止めましょうという警告にも思えました。
「妻の資格」って不思議なんですが、不倫した二人は幸せに暮らし、それ以外の人物がみんな不幸になってます。姦通罪が未だに存在する韓国で、不倫を美化したドラマってどうなんだろう？という気もしますけどね。その辺りはちょっと疑問。
ただ、一度しかない人生、正直に思ったとおり生きるという点は超共感。劇ハマリという作品ではありませんが、見て損はないです。
■キャスト
キム・ヒエ（ユン・ソレ役）
イ・ソンジェ（キム・テオ役）
イ・テラン（ホン・ジソン役）
チャン・ヒョンソン（ハン・サンジン役）