君の声が聞こえる 毒舌感想

君の声が聞こえる

takakoです。

Dlifeで放映されていた「君の声が聞こえる」。20話なくてもたくさんの要素を詰め込めるんだぁ~と感心させられた作品。ネタバレあるので、ご注意を。

10年前の父親の殺人事件を証言してくれたヘソンを必ず守ると約束し、捜し出したスハ。10年という月日で、正義感の塊だったヘソンは無関心弁護士になり、ヘソンを見つけ出したスハは最初は失望します。で、紆余曲折あって、スハはヘソンと同居することになり、スハのヘソンに対知る最初の失望がどんどん愛情に変わっていき・・・。

まぁ、お決まりの恋愛要素を盛り込みつつ、ヘソンとスハの最大の試練は、年齢差の恋愛よりも殺人犯ミン・ジュングクという存在。ヘソンの証言で、殺人が立件されたことを逆恨みし、いつかヘソンに復讐しようと企てるとんでもない奴。

で、このミン・ジュングクを演じたのが、チョン・ウンイン。

チョン・ウンイン

「奇皇后」でも悪役を演じていますが、とにかくにくたらしさは完璧(笑)。やはりドラマを面白くできるかどうかは、悪役がどれくらい憎く感じるかにかかっているかと。その点、チョン・ウンインの演技力は○。もう、悪い人にしか見えません(おぃ)。

ストーリーの骨組みは、このジュングクに追われるヘソンとスハが、仕組まれた罠にはまっていくというもの。その罠の過程で裁判が何度も開かれ、判事でありボヨンのかつての同級生ドヨン、ヘソンの同僚弁護士グァヌまでもがメインストーリーに加わっていきます。さらに、ドラマタイトル通り、スハには人の心の声が聞こえるという特殊能力が備わっていて、その能力を使ってヘソンの裁判を手伝っていくのです。

そして、メインストーリーに、細部ストーリーとうまく絡まっていて、テンポも良かったのですが、55インチという巨大テレビで見ると、気になるあらがいっぱい(笑)。そう、キャストたちの実年齢が、画面に正直に映ってしまっていたのです。

ヘソン役のイ・ボヨンは1979年生まれ。ドヨン役のイ・ダヒは1985年生まれ。イ・ボヨンが若く見えるとは言え、同級生役はかなーり無理があります。イ・ボヨンのしわがすごくて、うちのテレビでは違和感ありあり。せっかく面白いストーリーでも、メイク頑張ればもっと隠せたのに・・・と思えて仕方がありませんでした。それは、1989年生まれのイ・ジョンソクにも言えること。どう頑張っても、高校生には見えない!!!

10歳近くの差があるハ・ジウォンとチ・チャンウクが、「奇皇后」ではそこまで年齢差を感じないことを考えると、メイクや光の当て方でどうにかならなかったのかなぁ~なんて、思ったり。余計なお世話ですが、キャスティングは良かったので、もったいなくて残念でした。

とはいっても、18話と短く、ストーリーもよくできているので、暇な週末に一気見する作品にはぴったりです。

■キャスト
イ・ボヨン(チャン・へソン役)
イ・ジョンソク(パク・スハ役)
ユン・サンヒョン(チャ・グァヌ役)
イ・ダヒ(ソ・ドヨン役)

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