妻の誘惑 毒舌感想

takakoです。

ネタバレありありの感想です。

第1話がいきなりウンジェがおぼれるシーンから始まり、そのシーンにつながる過去に戻るという手法で始まった「妻の誘惑」。

「欲望の炎」と同じパターンで始まったのですが、何しろ、途中までいらいらさせられるドラマだったのです。だって、ウンジェは、姑にいびられても、旦那に浮気されても、ひたすら耐え忍んでしたんですから。いい加減、言い返せ!と何度思ったことか。

で、じりじりさせられることに飽きそうだと感じ始めたあたりから、ドラマはどんどん動き始めるのです。そう、エリが帰国し、キョビンを誘惑し始めてから。

エリは親友の旦那の愛人でおさまるかと思いきや、妻の座まで狙い始め、あの手この手でウンジェを追い詰めていくという・・・。いや、本当に親友か?と疑いたくなる展開で、離婚するために殺人までするか!という展開に、唖然。

その後は、殺されかかったウンジェの復讐劇が始まるのですが、単なる復讐劇だと思ったら大間違い。正直、最後の数話は、涙、涙なくしては見れません。

ちょうど同じ復讐劇の「ピンクのリップスティック」を見た後だっただけに、「妻の誘惑」もハッピーエンドで終わり、肩透かしをくらうと思っていたのです。

ですが、エリが末期がんになるというシナリオは、びっくり。それどころか、エリにあんなに冷たかったキョビンまで、最後はエリをかばい警察に自首したり、自殺しようとしたエリと一緒に心中するなんて、誰も想像できなかったと思うのです。

本当はみんな心は優しかったのに、どこかでボタンのかけ違いが起き、気づいたときには手遅れ状態だっただけということなんだと。

結局、「妻の誘惑」って、エリが一途にキョビンを愛していた、その愛がゆがんでいたというだけの作品だったという気がします。そして、最期の最期に、そのエリの気持ちをキョビンが気付いたみたいな。

うーん、最期に夢がかなってもうれしくないので、後悔する前に自分に素直に行動すべきだと思いました。

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妻の誘惑(全129話)
韓国語タイトル아내의 유혹
英語タイトルTemptation of a Wife
キャストク・ウンジェ役チャン・ソヒ(장서희)
チョン・ギョビン役ピョン・ウミン(변우민)
シン・エリ役キム・ソヒョン(김서형)
ミン・ゴヌ役イ・ジェファン(이재황)
ク・カンジェ役チェ・ジュニョン(최준용)
チョン・ハヌル役オ・ヨンシル(오영실)


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