takakoです。
ワン・ユたちは元の都に到着した翌日、宮廷にやってきます。宮廷には、廃位した高麗の王は乱暴で女好きという噂があったのですが、実物のワン・ユを見た女官や雑用係たちは、みんなワン・ユの虜になります。背が高く、見た目が良い上に、凛とした品格を持ち合わせていたので。ただ、ヤンだけはワン・ユが宮廷に来たことを知らずにいます。
その後、ワン・ユたち一行は、ペガンたちと一緒にタファンに謁見します。勝利についてヨンチョルがペガンを讃えると、ペガンは勝利はワン・ユが率いた部隊のおかげだと話します。すると、ワン・ユは、勝利は分かち合う物だといい、あの場にいたものたちすべてによって勝ち取った物だと。そんなワン・ユの男らしい姿に、タファンが面白く思うわけもなく、ぶすっとしています。ワン・ユ一行が帰る時には、話を聞きつけたヤンがワン・ユたちを遠くから追いかけます。ヤンの姿に気づいたワン・ユは、ヤンに迷惑はかけてはいけないと、わざと気づかなかったふりをします。ワン・ユはヤンがいたとパン・シヌに告げると、シヌは旧知のトクマンに連絡を取り、ヤンに会いに来ます。シヌはヤンに、ワン・ユと会う約束の場所と時間を伝えます。
その頃、仏塔にお参りをすると懐妊すると聞いたタナシルリは、最初はプライドが許さないと拒否するのですが、結局お参りをします。そこに、ヤンと待ち合わせでやってきたワン・ユが現れます。ワン・ユに気づいたタナシルリはこっそり隠れるのですが、ワン・ユに見つかってしまいます。タナシルリを女官と勘違いしたワン・ユは、タナシルリに無礼だと言い放つのです。タナシルリは昼間でも同じことが言えるのかと心の中で思いながら、その場を去ります。結局、ヤンはタファンの妨害によって、ワン・ユとの待ち合わせに間に合わなかったのです。
そんな中、ワン・ユたちをもてなす宴が催されます。タファンと一緒に入ってきたヤンを、ワン・ユは見つめていたのです。ヤンもヤンで、ワン・ユをチラ見していたのです。宴の最中、ワン・ユがコムンゴが上手だという話を聞きつけた皇太后が、ワン・ユにコムンゴを披露するようにと言います。最初は渋ったワン・ユですが、コムンゴを弾き始めると、その場にいた女官たちがまたもやうっとりします。ただ、コムンゴを弾きながら、ワン・ユはヤンをチラ見していたのです。同じく、ヤンもワン・ユをチラ見。そんな二人の姿を、タファン、タンギセが面白くない表情で見ていたのです。奇皇后では男性3人による女性1人の奪い合いみたいです（笑）。
ですが、そんな宴も途中で中断されてしまいます。親衛隊長が首をつって死んでいるのを、女官が発見したという知らせが入ってきます。実は、この親衛隊長はペガンが殺し、タルタルが高麗村の井戸に遺体を捨てていたのです。その遺体が、なぜかまたもや宮廷に戻ってきていたのです。この遺体を戻したのは、まさかまさかのワン・ゴ。ヨンチョルに用なしと捨てられたことへの復讐。ワン・ゴはワン・ユにわざと高麗村に行かせ、この遺体が陰謀と結びついていることを勘づかせます。急いでワン・ゴに会いに来たワン・ユは、親衛隊長がタファンの父がヨンチョルに毒殺される前に残したとされる血書を探していたと話します。どこにあるかはわからないが、その血書さえ見つかれば、ワン・ユの高麗王への復位も可能だと。その話を聞いたワン・ユは、宮廷にいるヤンに協力を仰ぐために、ヤンに会いに行きます。
■キャスト
ハ・ジウォン（キ・ヤン/スンニャン役）
チュ・ジンモ（ワン・ユ役）
チ・チャンウク（タファン役）
ペク・ジニ（タナシルリ役）
キム・ソヒョン（皇太后役）
チョン・グクファン（ヨンチョル役）
キム・ジョンヒョン（タンギセ役）