大切に育てた娘ハナ 毒舌感想

大切に育てた娘ハナ

takakoです。

BS日テレで放映されていた「大切に育てた娘ハナ」。イ・テゴンやチャン・ウヌは知っていたのですが、主人公を演じたパク・ハンビョルを全然知らなかった上に、ポスターのパク・ハンビョルの顔が微妙で見るのをためらった作品だったのですが、見始めたらどっぷりつかりました。ネタバレあるので、ご注意を。

「美男ですね」に始まり、男装女子のドラマはほとんど外れなしですが、「大切に育てた娘ハナ」もその一つ。ただ、他のドラマとは違って、男の子が生まれなかったことで母親に男装を勧められ、15年近くも男性のままで生活したというのは異色。時代劇で、身を守るためというパターン以外ではなかなか見当たらないストーリー。

さらに、「大切に育てた娘ハナ」の場合、韓国というか、日本にも当てはまる部分がありますが、

家業を継ぐのは男だけ

という昔ながらの伝統に一石を投じています。正直、「大切に育てた娘ハナ」を見ながら、長男だからという理由だけで、ラゴンがすべてを相続するというのは納得できない部分は大きかったのはあります。特に、チャン会長が息子が浮気したことよりも、その相手が息子を連れてきたことで、あっさりチョンランを自宅に招き入れてしまうのですから。婚外子の場合、こっそり本妻に育てさせるというのが一般的なのに、全く関係ないチョンラン母やラヒまでもが、ファンソ醤油の本家で暮らすんですよねぇ~。もちろん、チャン会長は息子の本妻であるヒョソンを追い出した訳ではないのですが、チョンランの行動を見て見ぬ振りしていたというのが正しいと思うんです。

結局、生活が苦しくなり、チャン会長の援助をもらう代わりに、ハナを男の子にして、ヒョソンはファンソ醤油の本家に送り込みます。ただ、ハナも母を守るために、自らその運命を受け入れるところがすごい。15年近くもばれずに過ごしていたんですから。

でも、実力でラゴンに勝ったのに、女という理由だけでファンソ醤油から追い出され、女性として戻ってきてファンソ醤油をSSグループから守ったのに、やはりファンソ醤油はハナではなくラゴンに継がせようとしたチャン会長の態度は、理解に苦しみました。まぁ、長男を甘やかすだけ甘やかした結果が、ファンソ醤油の危機につながった部分は否めませんが。

性別による能力差はない

最後の最後で、長男にこだわっていたことをチャン会長は後悔し、ハナにファンソ醤油を継がせる決心をしますが・・・。まぁ、長い戦いがあったから、ラヒだけではなく、ラゴンもチャン家と血縁関係がなかったことが明らかになったとも言えますし。

それにしても、ラヒもラゴンも、幼い頃から優秀で、必死で勉強して一流大学にまで入ったのに、あんな訳のわからない行動ばかりとったんですかねぇ~。ラゴンはともかく、ラヒの欲深さは、母親の教育のせいではないと思うんです。自分だけがチャン家の血筋ではないと気付いた時点で、一流という名を得ようと猪突猛進していきますから。大体、あそこまで拒否られても、ドヒョンに執着していたのは、ドヒョンがSSグループの御曹司だったからですし。ラヒに片思いしていた医者と結婚した方が、絶対に幸せになれたのに・・・って。

そうそう、ハナとドヒョンのラブストーリーは、正直どうでもよかったです(おぃ)。何しろ、ドラマでは結ばれなかったけど、公開恋愛していますから。その事実を先に知っていたから、どうぞって感じでした(笑)。個人的には、ユンチャンとハナという組み合わせもどうかなぁ~とは思うので、最終回はちょっと・・・って感じでした。

ハミョンとドウン1

で、私が「大切に育てた娘ハナ」で一番好きだったのは、ハミョンとドウン。障害を持っているハミョン役のハ・ジェスクは、いろんなドラマに出ているので、やはり演技力は○。そして、私のツボはドウン。言動は完全に不思議ちゃんなのですが、恐ろしいくらい、心がピュア。そんなハミョンとドウンが一緒に行動を始めた辺りから、とにかく面白い。二人ではちまきを巻いてラヒに抗議したり、ドウンがハミョンの話を聞いて、ラゴンのスパイになったり。あの父親から、ドヒョンやドウンのように、子供たちがまっすぐ育ったのか謎で仕方がありませんでした。
#ハ・ジェスクってパク・ハンビョルより大きいなぁ~と思っていたら、171センチ!

ハミョンとドウン2

ちなみに、「大切に育てた娘ハナ」は途中で続きが気になって、動画探して一気見しました。今年見た中では、かなりオススメの部類に入ります。やはり韓国の視聴率は嘘をつきません。

■キャスト
パク・ハンビョル(チャン・ハナ(ウンソン)役)
イ・テゴン(ハン・ユンチャン役)
チャン・ウヌ(ソル・ドヒョン役)
ユン・セイン(チャン・ラヒ役)

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