takakoです。
世子の母であるヒビンの命だけは助けたいと思ったスクチョンでしたが、罪人として生きるより死んだ方がヒビンにとっては楽であろうという結論を下し、毒殺を命じます。
母の処刑を知った世子は、スクチョンがいる大殿の前で何日もお願いし続けるのですが、聞き入れてもらえません。
結局、ヒビンの処刑は予定通り決行されるのですが、ヒビンは最期のお願いとして、スクチョンに自分の死に際を見てほしいと言うのです。
そして、ヒビンは、本心とは違って、スクチョンを心から慕ったことが過ちだったとスクチョンに言うのです。
よくよく思い返すと、ヒビンの悪事が加速していったのって、すべてトンイの存在なんですよね。もっといえば、トンイに対するスクチョンの寵愛ぶり。おまけに、トンイを女官にしたのはヒビン。
ヒビンの選択が、ヒビン自身を生涯苦しめ続けたことになるとは、ヒビンも思わなかったはず。
「運命ではなく、すべては選択の結果」とヒビンに対してトンイが言った言葉は、まさにその通り。ヒビン自身が自ら、破滅への道へと向かっていたのですから。ただ、ヒビンは世子の行く末だけはどうしても心配で、トンイにすがりながら、頼むとお願いするのです。
このシーンはとにかく圧巻で、ヒビンの悲壮感というか、気持ちが画面を通じて伝わってきました。母の処刑によって、心やさしかった世子が別人になってしまいます。食事はとらない、ヨニン君には敵だとまで暴言を吐く・・・。
ここまで変わってしまった世子を見て、トンイは中殿に座につくことを一層拒みます。じゃ、どうなるの?と思っていたら、まさかまさかの新しい人を中殿として迎えることに!
これにはちょっとびっくりしましたが、丸く収めるにはこれが一番かなぁ~という気もしたのですが、いやいやとんでもない。新しい中殿イヌォンは、ひとくせもふたくせもある人だったのです。7歳のヨニン君に婚礼を持ちかけるのですから!
そう、ヨニン君を宮廷から追い出すための名分だったのです。
トンイ(全60話) | ||
韓国語タイトル | 동이 | |
英語タイトル | Dong Yi | |
キャスト | トンイ役 | ハン・ヒョジュ(한효주) |
スクチョン役 | チ・ジニ(지진희) | |
ヒビン役 | イ・ソヨン(이소연) | |
チョンス役 | ペ・スビン(배수빈) |