鳴かない鳥 毒舌感想

takakoです。

BSイレブンで放映されていた「鳴かない鳥」。1日2話放映だったこともあり、120話が3ヶ月で終わりましたが、一番はまっていた作品だったので、何だか気が抜けました。ネタばれあるので、ご注意を。

オ・ヒョンギョン演じるチョン・ミジャは、夫であるオ・ナムギュが事業に失敗したと知ると、全財産を勝手に処分し、離婚してフィリピンに渡ってしまいます。ただ、長女のユミは母の身勝手な行動に気づき、父の元に残ります。その後、オ・ナムギュは崖から落ちそうになったオ・ハニを助けたことで、ハニの母親の化粧品会社で働き始め、やがて結婚。ユミもハニたちと一緒に幸せに暮らしていたところに、フィリピンで詐欺にあい一文無しになったミジャが、息子ミンギ、娘ミンジを連れて帰国します。オ・ナムギュが再起した雑誌記事を読み、ミジャはナムギュと復縁しようと考えていたのです。

でも、夫であるオ・ナムギュはミジャが計画した復縁プラン通りにはならないどころか、子供たちだけ引き取ると言いだす始末。ハニ母にもミジャが陰謀を企て、自分たちを離婚させようとしていることを気づかれたため、ミジャはハニ母とオ・ナムギュを殺害し、保険金をだまし取る計画を企てます。残念ながら、ナムギュだけが生き残ってしまいミジャの完全殺人計画は狂ってしまうのですが、ミジャは、ナムギュをハニ母の殺人犯に仕立て上げてしまいます。

まぁ、この殺人犯に仕立て上げるまでのミジャの思考、行動、発言もすごいのですが、それ以降の展開も全く読めないパターン。とにかくミジャの悪知恵は半端ではないばかりか、人の心を弄ぶ力もすごい、すごい。国会議員のソンス父もころっと騙されますから。母、義父、会社まで奪われ、真っ向から復讐するハニとの対話も、ミジャはよくもこんだけの出任せがすらすらでるなぁ~と思うくらい。
#これは見ていないと共感はできません。

逆に、これだけ頭が働くのに、なぜスティーブに詐欺で全財産奪われたのかが不思議。だって、韓国に戻ってからのミジャの一挙手一投足を見ていたら、とても詐欺にあうタイプには思えないんですよねぇ~。

主役はオ・ハニ役のホン・アルムのようですが、私的には演技が下手すぎに映ったのですが、気のせい?1人で怒って騒ぎ立てるシーンなんかの演技が、迫真とは真逆に感じられ・・・。オ・ヒョンギョンの表情一つ変えずに、すらすら言う嘘の数々があまりにも面白すぎたので、ホン・アルムの全体的な演技が微妙でも、まぁ、いっかとは思いましたけど。

それにしても、オ・ヒョンギョンは王(ワン)家の家族たちではとんでもない長女、伝説の魔女~愛を届けるベーカリーでは詐欺師と、私が見たドラマではまともな役がありません(笑)。裏を返すと、悪役がしっかりできるということは、演技が上手である証拠。悪役が下手だと、ドラマがつまらなくなりますから。

そうそう、「鳴かない鳥」は、オ・ヒョンギョンのためにあるようなドラマなので、オ・ヒョンギョンに興味があるか、人を騙すテクニックというか思考を見てみたいという人以外には、まったくもってオススメはできません。私はオ・ヒョンギョンの悪女に完全にはまってしまったので、非常に楽しませてもらいましたが・・・。

■キャスト
ホン・アルム(オ・ハニ役)
オ・ヒョンギョン(チョン・ミジャ役)
カン・ジソプ(パク・ソンス役)
アン・ジェミン(イ・テヒョン役)
キム・ユソク(オ・ナムギュ役)

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