王(ワン)家の家族たち 毒舌感想

王家の家族たち

takakoです。

BS朝日で放映されていた「王(ワン)家の家族たち」。続きが気になって途中から動画の旅に出ないよう最近は録画したのを一気見する形に移行しつつあるのですが、結局、続きが気になって毎日3時間睡眠になったいわくつきの作品。ネタバレあるので、ご注意を。

第一話を見て登場人物を見た瞬間、「怪しい三兄弟」と役者さんかぶってない?と思ったら、「怪しい三兄弟」の演出家と脚本家が再タッグを組んだ作品と知り、納得。そのときに思ったのが、韓国にも橋田壽賀子ファミリーみたいなものがあるのかなぁ~という疑問。まぁ、脇役の俳優・女優さんは同じ人たちばかりというのが韓国ドラマなので、ファミリーも何も・・・という気もしますけど。そして、一話ではスバクとホバクという名前を聞いた瞬間、すいかとかぼちゃが浮かびましたが、他の王家の子供たちの名前から、野菜とか果物ではないと判明。ちょっと釈然としないまま、ドラマはスタート。

オ・ヒョンギョン

とにかく、「王(ワン)家の家族たち」を見ていて気になるのが、スバク。何かあると、すぐに「私はミスコリアにでたんだから!」とかつての栄光を振りかざします。それどころか、同じ娘なのに、スバクとホバクへの扱いがまったく別の母親もどうなのぁ~と。とにかく、何かあるとスバクの味方ばかりし、ホバクは邪険にされるにも関わらず、最後の最後まで、ホバクは母親を見捨てない。そんなホバク母の冷たい態度には、ホバクの夫であるセダルも気付いていて、ホバク母に文句を言ったり。ただ、セダルもセダルで、ホテル理事の愛人になり、ホバクを捨てようとするんですけどねぇ~。大体、スバクは自分の非を認めず、相手ばかりを責めるというとんでもない女です。私がミンジュンだったら、とっくに離婚してます。それくらい、わがままし放題。母親が甘やかしたというのがあるのでしょうが、他の妹や弟たちとはあまりにも違いすぎます。母親が長男を溺愛しすぎて、とんでもない息子ができあがるというのはよく聞く話ですが、長女というのは珍しい。

オ・マンソク

他に気になる役者と言えば、セダル役を演じたオ・マンソク。チャラ男というか、ダメ男というか、そういうのを完璧に演じていて、圧巻もの。さすが舞台出身だけに、演技力はピカイチ。オ・マンソクが出演している作品を何作か見ていますが、全部完全に違って見えますから。正直、ここまでちゃらい感じが板についているのにはびっくりしましたけどね。

ハン・ジュワン-イ・ユンジ

そして、もう一人のピカイチは、グァンバク役のイ・ユンジ。イ・ユンジが出演している作品もかなーり見ていますが、サンナムとつきあい始めてからのデレデレぶりは、超かわいい♪イヌの鳴き声もかわいかったけど、ジャージ姿にバットを振り回して弟を追いかけていた姿とは完全に別人(笑)。もうサンナムにぴったりくっついて、離れようとはしないんですから。過去に演じてきた役だと、気の強い役の方が印象に残っていたので、何だか意外な一面というか、演技の幅の広さにびっくり。

で、肝心のストーリーは、とにかく韓国ホームドラマらしく、いろんなことがいっぺんに起きます。

◆ミンジョンが経営していた会社の倒産
◆セダルの浮気
◆サンナム父とグァンバクとの確執
◆サンナム伯母の初恋の相手がミンジョン
◆サンナム父とセダル母の恋愛
◆セダル妹とホバク伯父とのデキ婚

書き出したらきりがないくらい、3家族の間での複雑ないざこざがてんこもり。面白かったので視聴率が高かったというのもわかるのですが、あまりにも事件が起きすぎるので、いっぱいいっぱいにならないのかなぁ~というのが、率直な感想。というより、韓国人はこれくらい事件がてんこもりじゃないと、満足しないんですかねぇ~。
#日本の昼ドラなんてかわいいのでは?と思うくらい、トラブル続きです。

まぁ、これくらいてんこもりなので、すべての話で続きが気になる展開に。私の中では、サンナムとグァンバクを、裏でサンナム姪であるミホが操っているというか、恋愛アドバイスをしているのが面白かったですが。そのおかげで、サンナムはグァンバクがお見合いをすると知って、誤解を解けたりしたんですけどねぇ~。

あと、味があるのが、ホバク祖母。何かあるたびに、「朝鮮戦争より大事だ、ヒョーヒョヒョヒョ」と言うのですが、家族みんながそれをまねします。この物まねがなかなか似てて、おかしい、おかしい。おまけに、この祖母は意外や意外まっとうな部分もあって、スバクが自宅の権利証を黙って持ち出して家が差し押さえられた時は、誰よりもスバクをきつく叱ったのです。もちろん叱ったからといって何か変わる訳じゃないでしょうが、何だかんだいって母親が甘やかした結果が、スバクの行動ではありますから。その結果、スバクも心を入れ替え、まっとうな人間になっていきますからねぇ~。それどころか、最後はサンナム伯母にミンジョンだけではなく、実の子たちの世話を任せ、完全に身をひきますし。

とにかくエピソードはいくらでもあるので、誰か一人に感情移入すれば、50話もあっという間で過ぎます。ただし、「怪しい三兄弟」同様、「で?」という作品だったりします。そう、教訓みたいなものは、何も残りません(おぃ)。

■キャスト
チャン・ヨン(ワン・ボン役)
キム・ヘスク(イ・アングム役)
オ・ヒョンギョン(ワン・スバク役)
チョ・ソンハ(コ・ミンジュン役)
イ・テラン(ワン・ホバク役)
オ・マンソク(ホ・セダル役)
イ・ユンジ(ワン・グァンバク役)
ハン・ジュワン(チェ・サンナム役)

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