takakoです。
NHK BSで放映されていた「馬医」。10話くらいで残りを一気に動画で見てしまったのですが、復習を兼ねて毎週のんびり見ていました。とはいいながらも、全50話を週1ペースで見ると、約1年見ていたことになるので、終わるとなるとなんだか寂しさもあります。ネタバレあるのでご注意を。
韓国の時代劇も日本の時代劇も、最後は正義は勝つ!というのが、はっきりしています。ハッピーエンドというより、悪は全部滅びて、真実が明かされるという感じ。この辺りのテイストは、やはり西洋文化とは違った趣がある気がします。
で、「馬医」の中では、誰が何と言おうと、キベクとサアム道人が一番(おぃ)。キベクは、けがをして倒れていたクァンヒョンを助け、馬医として育て上げた人物。その後、どんな時も、常にクァンヒョンの味方。ドラマの中では養父のペク・ソックばかり取り上げられていますが、クァンヒョンが立派に育った立役者は、キベクではないか?と。他のドラマではとんでもない役を演じることが多いですが、「馬医」では立派な人。
同じく、サアム道人も、クァンヒョンが幼い頃に出会っていなければ、馬医になることはなかったきっかけになる人物。「何もしなければ死んでしまうなら、何かしたほうがましだ」というようなことを言うのですが、これ正論。ついつい目の前にある現実から逃げ出したくなることがありますが、
後悔するならやって後悔しよう
という思いが込められているのでは?と。さらに、クァンヒョンが王室の主治医に任命されたとき、クァンヒョンに正しい選択をさせてくれたのも、サアム道人。あの助言がなければ、クァンヒョンは違った道に行ってたかもしれませんしね。大体、手術の経験をつませてくれたのも、サアム道人。そう考えると、命の恩人だけではなく、人生の師匠。つくづく、クァンヒョンは危機にあうたびに、良い人たちに巡り合えている気がします。
「太陽を抱く月」に触発され、時代劇にも取り入れたというクァンヒョンとチニョンのラブストーリーは、韓国ドラマお決まりのすれ違いが・・・(笑)。そう、幼い頃の初恋相手ということがわかるまで、かなーり時間がかかります。もう、いい加減にしてくれってくらい。週1で観ていると、余計にその長さにいらいらします。
#もう少し引き伸ばすのやめてよって!
まぁ、全体として「馬医」はどう?と聞かれたらオススメできますが、週1回のペースだとだんだん話がぼやけちゃうので、もう少し詰まってみた方が中だるみなくよいです。
#1年も観続けたのに、俳優、女優誰にもはまらなかった珍しいドラマですが・・。
■キャスト
チョ・スンウ(ペク・グァンヒョン役)
イ・ヨウォン(カン・ジニョン役)
イ・サンウ(イ・ソンハ役)
ユ・ソン(チャン・インジュ役)
ソン・チャンミン(イ・ミョンファン役)