野王 毒舌感想

野王

takakoです。

BSイレブンで放映されていた「野王」。撮りだめしていたのをやっと見終わりましが、何だか後味の悪い作品でした。ネタバレあるので、ご注意を。

身代わり刑務所行きが韓国ドラマでは流行としか思えないくらい、「野王」でもダヘの身代わりでハリュが刑務所に。正確には、ダヘが殺したという証拠もなく、死体遺棄現場にハリュの指紋がたくさんあったため、仕方がなかったという側面もありますが、身代わりといえば身代わり。

で、ハリュが刑務所にいる間に、娘のウンビョルをダヘが育てることになるのですが、まさかまさかの事故死。正直、ダヘが目をはなしたすきにウンビョルが事故にあったのは事実ですが、飛び出したウンビョルも悪いとも思われ、ダヘだけ責めるのもどうかなぁ~というのが正直な感想。まぁ、この事件がきっかけで、ダヘは本格的な悪女になっていくのですけどね。

ただ、冷静になって考えてみると、ダヘはハリュがホストで稼いだお金で自分を大学に行かせてくれたと知った時点から、おかしくなったというのも事実。さらに、ダヘがドフンと距離を縮めるきっかけになったマンションも、ハリュが見つけて住むことになりましたし。そう考えると、ダヘだけを責めるわけにもいかない。まぁ、追い打ちをかけたのは、ドフン姉。ドフンに計画的に近づいた卑しい女というレッテルをドフン姉がダヘにはったことで、ダヘはドフンを手に入れようと考え始めたとしか言えないんで。

結局、ダヘの場合、最初から悪女だったというわけではなく、いろんな要素が絡んで悪女になっていき、一度手に入れた富と栄光を捨てられずにエスカレートしていっただけともとれるわけで、ちょっとかわいそうな気がします。ただ、ダヘが実はハリュを本気で愛していたかどうかまでは、最後の最後までわからず仕舞い。何となくはわかるけど、決定的なシーンは見当たらず。もしかしたらカットされてしまつたのかもしれませんが、残念。
#公園のブランコのシーンが該当するのでは?という気もしますが、ちょっと違う気もして・・・。

それにしても、ドラマのように貧しい生活を余儀なくされていたと言われているスエが、よくこの役を引き受けたなぁ~というのが、個人的には一番の驚きです。そして、貧乏から脱出して成功するためには、頭の良さも必要ですが、外見が一番の武器だということも改めて思い知らされました。つまり、貧乏で外見がいまいちの場合、頑張ってもそこそこ人生で終わる確率が高いということ。韓国女性たちの整形の理由を垣間見た気がしました。

■キャスト
クォン・サンウ(ハリュ役)
スエ(チュ・ダヘ役)
ユンホ(ペク・ドフン役)

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