被告人 毒舌感想

takakoです。

BSジャパンで放映されていた「被告人」。「被告人」は、チソンよりオム・ギジュンの演技に脱帽って感じでした。ネタばれあるので、ご注意を。

チャミョングループ社長チャ・ソノの双子の弟ミノは、問題ばかり起こす厄介者。ミノが検事ジョンウに殺人未遂の罪で追われているのを知ったソノは、ミノに自首をすすめると、言い争いになってしまい、ミノはソノを殺害してしまいます。ミノはソノに成り代わり、ミノが自殺したと工作。ですが、ジョンウがその偽装工作に気付いたことで、ミノはジョンウ妻とジョンウ娘を殺害し、その罪をジョンウに着せます。ただ、ジョンウはその事件のショックで4か月間の記憶がなく、刑務所で服役していることが理解できないままだったのですが、徐々に失った記憶が戻り、拉致された娘を救出するため脱獄します。

濡れ衣を着せられ刑務所服役というのはドラマの設定によくありますが、ショックで記憶がなくなっていたというのは新鮮。そして、記憶が戻ったら、殺人犯の濡れ衣を着せたのが、ミノではなくジョンウ自身だったという落ちにもびっくり。ミノが娘を拉致したため、娘の命のためにジョンウがミノの脅迫にのっただけなんですけどねぇ~。でも、そんな取引をしたのをすっかり忘れるというのも、なかなかすごい。

で、記憶が戻るや否や、ジョンウがとった行動もなかなか。元敏腕検事だっただけあって、脱獄自体も綿密。おまけに、姉と姪がジョンウに殺されたと思っていた刑務官のテスも、姪が生きているというジョンウの言葉を聞いて、脱走を手伝いますから。

そして、「被告人」の場合、なんだかんだ言ってジョンウがミノを倒したのではないんですよねぇ~。ミノの元恋人で、ソノの妻だったヨニが、自殺に追い込まれた父の復讐のために、ミノを追い込むんで。えっ、こんな伏線あり?という感じで、予想外の展開がどんどん繰り広げられていきます。おかげで、まったく退屈しないストーリー展開で、韓国での視聴率が高かったのも、話数が延長されたのも納得でした。

ちなみに、オム・ギジュンの悪役ぶりは、必見です。一人二役で、性格の違いがある双子という設定ですが、本当に別人みたいですから。大体、ドラマを見ている間、何だこいつ!って思わせるくらいじゃないと、悪役とは言えませんし。そういう意味で、「被告人」は必見です。

■キャスト
チソン(パク・ジョンウ役)
オム・ギジュン(チャ・ミノ/ソノ役)
ユリ 少女時代(ソ・ウネ役)
オム・ヒョンギョン(ナ・ヨニ役)
オ・チャンソク(カン・ジュニョク役)
ソン・ヨウン(ユン・ジス役)
シン・リナ(パク・ハヨン役)
カン・ソンミン(ユン・テス役)
キム・ミンソク(ソンギュ役)
チョ・ジェユン(シン・チョルシク役)
ウ・ヒョン(ミリャン役)

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