王女の男 第19話 あらすじと感想

takakoです。

義挙でのスヤン殺害計画は失敗に終わり、ジョンやイ・ゲは捕まります。連れて行かれるジョンの元を訪れたキョンヘ王女は、スンユだけは見つからずに逃げるように伝えてくれと言われ、その通りにスンユに伝えるのです。何とか逃げとおせたと思ったスンユでしたが、最後の最後で、ミョンに見つかってしまいます。そして、父親の名を語り黒覆面をかぶっているなんて卑怯だ、スンユだろうと言われ、スンユは自ら覆面を取るのです。スンユだと思っていたとはいえ、ミョンはやはり驚きを隠せません。それどころか、スンユは「スヤンとお前を必ず殺す」と宣戦布告し、その場を去るのです。

スンユのことが心配のセリョンは、女官に変装し、ヨリと一緒にスンユがいる妓楼に向かうのです。そこで、計画が失敗し、ジョンやイ・ゲたちが捕まったことを知ります。スンユは何とかしてみんなを救うために、今日の深夜に牢獄襲撃を計画していると言うと、自分にも手伝わせてほしいと言いだすのです。セリョンは、スンユたちが自分の護衛として一緒に行けばイ・ゲたちがいる場所に難なく入れると言い、ミョンも自分が引き留めると。一度は断るスンユですが、セリョンからイ・ゲは私にとっても師であると言われ、セリョンの協力を仰ぐことにします。さらに、スンユと一緒に行動するのは、ソクチュたちになるのです。そう、スンユがソクチュに義姉とアガンを託そうとしたところ、嫌だと拒否され、生きて帰ってこようと。うーん、みんな本当に義理堅いです。

ひとまず、セリョンは、深夜の実行についてキョンヘ王女に報告に行きます。そして、スンユやソクチュたちと一緒に、ミョンたちがいるところまで行きます。何とか中に入ることができたのですが、スンユとセリョンはここでお別れ。スンユは牢に、セリョンはミョンのところに行くのです。この時、スンユがセリョンの腕をつかむのですが、「離れていても、心はいつも隣にいます」というセリョンの言葉に、スンユはぐっとくるのです。

セリョンがミョンを訪ねるのを見て、ミョンはおかしいと感づきます。いつものセリョンの冷たい態度と、宮廷の外に出て怒られるのが怖いから付き添ってくれというありえない言葉を発する言葉に、ピンときたらしく・・・。こっそり部下を呼び、牢の見張りを空にするのです。そう、ミョンはジョンやイ・ゲたちに逃げる機会を与えようとしていたのです。ですが、スンユたちが牢に行っても、誰一人として逃げ出さないのです。自分たちは死を恐れていないと。信念を曲げず、正義のために死に、歴史に名を残すことの方が意義があると言うのです。そういう自分たちの正義こそが、スヤンを追い込むのだと。いや～、このセリフは涙、涙でした。死を持って相手を罰することで、次の世代に正しい世を見せたいと考えている人たちがいるってことが、本当にびっくりです。自分はどうなんだろう？と考えさせられてしまいました。

そして翌朝。ミョンが戻ってこないことを知ったキョンヘ王女が、白い韓服で宮廷の前に座り込みを始めます。スヤンを叔父ではなく王と呼び、二度とスヤンの邪魔はしない、ミョンと2人でひっそり暮らすからと言い、ミョンの命を救ってほしいと頼み込むのです。自分の願いを聞いてくれるなら、何度でも王と呼ぶと。そのキョンヘ王女の言葉に、ミョンだけは流刑になるのです。そして、他のものたちにも、スヤンが自分を王と認めれば保釈しようと言うのですが、絶対にスヤンを王とは認めないと断られるどころか、スヤンを最期まで王とは呼ばず、そのまま処刑されてしまうのです。

さすがのセリョンも今回ばかりは父に愛想を尽かしたらしく、短剣を持って父の部屋に無理やり押し入ります。その場で剣をだし、親子の縁を切り、宮廷から出ますと言って、長い髪をばっさり切るのです。

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