江南ロマン・ストリート ~お父様、私がお世話します!?~ 毒舌感想

takakoです。

BS12 トゥエルビで放映されていた「江南ロマン・ストリート ~お父様、私がお世話します!?~」。原題が邦題のサブタイトルってどうなの?という気もしますが、「江南ロマン・ストリート ~お父様、私がお世話します!?~」の場合は、「お父様、私がお世話します」の方が何のドラマかわからない気がするので、ありかなぁ~と思ってしまいました。ネタばれあるので、ご注意を。

4人の子供を独立させ、空いた部屋を賃貸に出し、その家賃収入でこれからの老後生活を楽しもうと計画していたジョンエだったのですが、一瞬のうちで計画が無になります。長男、次男夫婦が同時に実家に戻ってくるのです。ジョンエは追い出そうと躍起になりますが、夫のヒョンソプが二家族を受け入れてしまいます。そればかりか、長男夫婦が同居していた義理の祖母とその孫ドンヒまでも、屋上の物置で暮らすようにと計らうのです。そこに、三男のソンジュンも海外の赴任先から戻り、ヒョンソプ家は一気に大家族に。そして、ソンジュンが台湾で偶然出会った謎の女性が、ドンヒだったのです。ただ、これはほんの序章。工事現場監督であるヒョヌが、ヒョンソプ家の隣家に引っ越してきてから、江南の街では不可解なことが次々と起こり始めます。誰もヒョヌの仕業だとはつゆ知らず・・・。

事前にドラマの内容を一切知らなかったので、「江南ロマン・ストリート ~お父様、私がお世話します!?~」はホームドラマかと思ったら、中途半端なミステリー(おぃ)。ヒョヌが父を死に追いやったヒョンソプ一家への復讐を実行していくのがメインストーリーだったりします。正確には、韓国ドラマなのであっちでもこっちでもラブストーリーが展開されますが。主人公ヒョヌの相手は、ヒョンソプの姪ジョンウン。NYで出会ったヒョヌが、実は心優しいと知っていて、ジョンウンが猛アタックします。最初は距離をとっていたヒョヌもジョンウンなら自分を理解してくれるかもしれないと思い、付き合い始めるのですが、紆余曲折あってすれ違いだらけ。

で、どちらかというと、ラブストーリーは、主人公ではなくサブだと思われる、ソンジュンとドンヒの方が比重が高い。最初は一定の距離を保っていたのが、ドンヒのことが気になり始めたらどんどん近いづいていくソンジュン。すると、ドンヒは後ずさり。まぁ、作家になるという夢をかなえるためには、恋愛をしている場合じゃないというドンヒの境遇は理解できるので、当然と言えば当然。ただ、最後には折れて、ラブラブカップルになりますけど。

この二組のラブストーリーの合間に、ヒョヌは父を死に追いやったヒョンソプへの復讐を着々と実行していきます。そして、ドンヒがシナリオを応募したFGC社が、ドンヒの実の祖母の会社。マクチャンドラマでよくある展開を二つに分解し、二つのストーリーで構成しているというところが、「江南ロマン・ストリート ~お父様、私がお世話します!?~」。ただ、これだけでも十分盛りだくさんなのに、ソンジュンがヒョヌの弟だったのです。それも、家族誰もが、ヒョンソプの愛人の子供だと思わされていたんで。でも、ソンジュンはヒョヌを拒み、ヒョンソプたちと暮らすことを選択します。ヒョンソプが自分の行為を後悔し、ヒョヌを実の子供たちよりもかわいがってくれていたというのは火を見るより明らかですから。

話数は長いのですが、ストーリー展開があっちいったりこっちいったりで飽きさせることはないので、「江南ロマン・ストリート ~お父様、私がお世話します!?~」はマクチャン好きには十分楽しめます。そして、テレビ見ながら突っ込むのが好きな人にはぴったりです。何しろ、実年齢無視とはいえ、1995年生まれのイ・テファンが30台の本部長の役ですから!

■キャスト
キム・ジェウォン(イ・ヒョヌ役)
パク・ウンビン(オ・ドンヒ役)
イ・スギョン(ハン・ジョンウン役)
イ・テファン 5urprise(ハン・ソンジュン役)
イ・スンジュン(ハン・ソンフン役)
キム・ソニョン(ソ・ヘジュ役)
ファン・ドンジュ(ハン・ソンシク役)
シン・ドンミ(カン・ヒスク役)
キム・チャンワン(ハン・ヒョンソプ役)
キム・ヘオク(ムン・ジョンエ役)
ナ・ムニ(ファン・ミオク役)

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コメント

  1. 山本洋子 より:

    このドラマは十分楽しめましたね。叫ぶところ多いので音声を抑えて見ましたが、決してドタバタではありません。私はジョンエの年代なので、老後をゆっくりと経済的にも豊かに暮らしたいと思う気持ちがよく分かります。かなり極端に描いていることで分かりやすくなっています。子どもたちが家族まで引き連れて戻ってくると確かにこういうことになる、と思うところがたくさんありました。脚本家は十分経験を積んだ年代の人なんでしょうね。脚本家に興味を持ちました。他にはヘスクさんとヘジュさんのやり取りが面白かったです。教育ママと言うのは決して子供を思ってのことではなく結局は自分がかわいい人のこと、見ていてよく分かりました。ジョンエさん、ヒスクさん、ヘジュさん、おばあさまたちも大好きです。もちろんメインのドンヒさん、ソンジュンは素晴らしくいい子に育ちましたね。愛情豊かに育った子はあんな風になるんだというよいお手本です。