恋する泥棒~あなたのハート、盗みます~ 毒舌感想

takakoです。

BSイレブンで放映されていた「恋する泥棒~あなたのハート、盗みます~」。邦題はちゃらいんですが、内容は意外と極太(?)です。ネタばれあるので、ご注意を。

亡くなった父と同じ職業である警察官になったソジュは、検事であるジュニが率いるチームに抜擢され、ソウルに上京することに。荷造りの最中、父の遺品にはさまっていた名刺先を訪ねると、そこは小学校の同級生ドルモクとドルモク父が住んでいたシェアハウス(?)のサヌニュルだったのです。そして、ソジュもサヌニュルに住み始めます。高校生の頃に再会した頃は、ソジュがドルモクに夢中だったのですが、ドルモクはファヨンに夢中。一方、大人になって再会してからは、ソジュが検事であるジュニに揺れてるのをドルモクがそっと見つめてるという逆立場に。でも、ソジュは最後の最後にはドルモクを選ぶのです。

で、「恋する泥棒~あなたのハート、盗みます~」の場合、このラブラインはあくまでもメインストーリーではありません。検事ジュニは、ドルモク父とドルモクを捨てた長男のミンジェ。ドルモク父がジュニがミンジェだと気づいても冷たくあしらうのですが、なんだかんだ言ってドルモクのことが気になって仕方がない。それどころか、自分たちの母の死に、ファヨン父が関わっていると知り、復讐を誓うのです。復讐のため、ファヨン父の言葉通りに動く犬になり、ファヨンと婚約し・・・。ジュニがミンジェだと知ったドルモクが止めても、ジュニは邁進。それどころか、ドルモクの実父、母、ソジュの父の死までも、ファヨン父が関わっていたと知り、ファヨン父を陥れるための策略を練っていき・・・。

実は、この策略のやりとりが面白い。ドルモクの中では完璧なシナリオだと思っても、ファヨン父の方が上で、何度もやられてしまうのです。ファヨン母、ファヨン伯母までを騙し、手のひらで転がそうとしても、ドルモクの思ったのとは違った方向にいくのです。まぁ、悪が強ければ強いほど、見てる方はハラハラドキドキして楽しんですけどねぇ~。もちろん、またかよっていうイライラを生まないような展開である必要性はありますが、「恋する泥棒~あなたのハート、盗みます~」は合格点。おまけに、その合間合間に、ドルモク父とクォン師匠のラブストーリーが展開され、くすっと笑わせてくれる要素も入ってるんです。

そして、韓国ドラマのラストは、原則、悪は成敗され、主人公たちはハッピーエンド。「恋する泥棒~あなたのハート、盗みます~」もそのパターンで、ファヨン父、ファヨンは刑務所行き。ドルモクとソジュは結婚し、子供が生まれる直前の和やかな日常のシーンでドラマは終了。個人的に、このラストシーンの映像は、私好みでした。

2018年観た作品の中で、ベスト5の1本になることは間違いないです。

■キャスト
チ・ヒョヌ(チャン・ドルモク役)
ソ・ジュヒョン(カン・ソジュ役)
キム・ジフン(ハン・ジュニ役)
イム・ジュウン(ユン・ファヨン役)
アン・ギルガン(チャン・パンス役)
チョン・ギョンスン(パク・ハギョン役)

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