品位のある彼女 毒舌感想

takakoです。

BS12 トゥエルビで放映されていた「品位のある彼女」。主人公の一人であるポクジャの死からスタートだったので、サスペンスかと思ったら、違ってました。ネタばれあるので、ご注意を。

テソンパルプの会長の介護人として、アン家に住み込みで働くことにポクジャ。ですが、ポクジャは最初から会長の後妻になることを狙い、綿密な計画を立ててアン家に入り込んだのです。そんなポクジャの計画を知らない次男の嫁であるアジンは、兄嫁がポクジャには何か裏があるから追い出すべきだという主張を退けてしまうのです。結局、ポクジャは会長夫人になり、会長の代わりにテソンパルプを牛耳り・・・。もちろん、ポクジャには知識がないため、元CAで策士のアジンのシナリオ通りに動いていただけなんですけどねぇ~。でも、一度芽生えた欲望はどんどん大きくなり、そんなポクジャの心の闇を見抜いたハゲタカにそそのかされ、ポクジャはテソンパルプを売ってしまうのです。

ポクジャが会長を誘惑して会長夫人になっていくストーリーもすごいなぁ~と思ったのですが、個人的にはもう一人の主人公アジンのストーリーの方があっぱれで好きです。自分が紹介した新人画家ソンヒと浮気した夫ジェソクを追い込むさまはすごい。別宅を勝手にソンヒ名義にしたことに気付いたアジンの行動は、もうあっぱれって感じですから。ソンヒがいる家に引っ越し、マンション住民を味方につけ、ソンヒがいづらい状況を作り出すのです。それどころか、ジェソクと離婚するために裁判を起こし、家も取り返します。その間にも、離婚後を見据えて、娘を一人で育てるため、手作りのバッグなどを販売。ママ友たちの手助けもあり、商品は大ヒット。

これ、親子ほど年齢の離れたおじいさんの後妻の座を狙ったボクジャとは真逆なんですよねぇ~。浮気したジェソクから慰謝料をたっぷりもらうという選択肢もあったのに、アジンは自らの手で未来を切り開いたんで。その上、ポクジャは殺害という結末を迎えてますから。

視聴率がうなぎのぼりにあがったのも納得です。

■キャスト
キム・ヒソン(ウ・アジン役)
キム・ソナ(パク・ポクジャ役)
イ・ギウ(カン・ギホ役)
チョン・サンフン(アン・ジェソク役)
イ・テイム(ユン・ソンヒ役)

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