凍える華 感想

takakoです。

BSイレブンで放映されていた「凍える華」。私がはまりそうな気配がぷんぷんしたので、50話まで撮り溜めしていたのですが、見始めたら3日で追いつくほどのはまりっぷり(笑)。結局、動画で最後まで見て、BSイレブンで復習することに。ネタばれあるので、ご注意を。

ナヨンは貧しいながらも、母と二人で幸せに暮らしていたのですが、母が交通事故で亡くなったことで、母の古くからの友人であるセジン父に引き取られます。最初は優しかったセジンも、ナヨンに父を奪われると感じ、ナヨンをいじめ始めます。セジン母もまた、ナヨンがユネの娘だと知り、追い出しにかかり・・・。結局、ナヨンは施設で暮らすことになります。幸い、ナヨン母ユネを事故死させたトラック運転手の妻であるマルスクが、ユネを引き取り、実の娘と同じように育ててくれます。

成人したナヨンは、学費から住まいの保証金まで、幼少期に出会ったテジュンに20年間尽くし続けます。そして、テジュンに社内留学の話が持ち上がると、妊娠していることを隠し、テジュンを快く留学に送り出す始末。そして、娘セビョルとテジュンの帰国を待ち続けていたのですが、帰国したテジュンはセジンと結婚し、あっさりナヨンを捨てるのです。

そればかりか、セビョルの存在を疎んだセジン母、セジンによって、セビョルは事故死。30年ぶりに再会した双子のドヒも、セジン母によって精神病院に監禁されていたナヨンを救おうとして、火事で死亡。ナヨンはセビョル、ドヒの復讐をするために、ドヒになりすまし、セジン母、セジンに近づきます。その結果、母ユネまでもが、セジン母のせいで亡くなったことを知り、ナヨンの復讐の炎はより一層燃え・・・。

私はチャン・ボリ!」でも実証済みのイ・ユリの演技。ナヨンとドヒという双子だけど、まったくの別人演技は圧巻。顔は同じだけど、それ以外はどこからどう見ても別人。いや~、この演技力は本当にびっくりとしかいえません。

ただ、ナヨンを捨てたテジュン役がソ・ジュニョンだったので、「パパはスーパースター!?」でのイ・ユリとの関係が頭をよぎり、妙に違和感が。それに、どこからどう見ても、イ・ユリの方がはるかに年上にしか見えない。実年齢が7歳差というのもありますが、ソ・ジュニョンが童顔というのもあるんですよねぇ~。

そして、復讐を始めたナヨンが、どんどん別人になっていくのですが、これは最初の頃のナヨンと、ドヒとも全く別人。話し方にも、目にも感情がない冷たさがないお人形さんみたいになって、ちょっと怖い感じ。「私はチャン・ボリ!」のヨン・ミンジョンの時のように、感情の起伏が激しい演技よりも、恐ろしい感じがします。

肝心のストーリーは、マクチャンと言えばマクチャンなのですが、そこまで強烈という感じがしなかったのが珍しい。たぶん、暴走するナヨンを止めようとしている人達が、結構いるっているのがあるかなぁ~と。そのため、ナヨンもぎりぎりのラインで踏ん張っているという感じがあることも確か。フィギョンと結婚しても、頑なに心を開かないようにしていたし。

その割にはかなーり話数が長いので、セジン母の暴走がそれだけ長かったというのもあるのですが、その割に最後の最後はあっさり罪を認めちゃう。まぁ、娘セジンの命と引き替えというのもありますが、素直に認める姿を見て、この長い闘いは何だったんだろう?というあっけなさはあります。

とはいいつつ、マクチャンドラマの中ではラストシーンがきれいで好きなんですよねぇ~。あれから数年後ではなくほんの数ヶ月後で、ナヨン、フィギョン、セジン、テジュンのそれぞれのこれからがきちんと描かれてるんで。たまには、で、結局どうなのよ?じゃなく、ちゃんちゃんが見たいんです。

そうそう、ドラマの内容云々も大事ですが、イ・ユリの演技はやっぱり見るに値するということでオススメです。

■キャスト
イ・ユリ(イ・ナヨン/ペク・ドヒ役)
ソ・ジュニョン(カン・テジュン役)
パク・ハナ(チャン・セジン役)
ソン・ジョンホ(パク・フィギョン役)

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