takakoです。
BS11イレブンで放映されていた「リミット」。邦題がシンプルで原題が「美しい私の花嫁」という真逆のパターン。ネタばれあるので、ご注意を。
ドヒョンは、婚約者のジュヨンが失踪したことで警察に届けを出します。その後、失踪届を見たユンミが、ドヒョンに事情を聴きにやってきます。ドヒョンはジュヨンと3年前に初めて出会った頃の話をユンミにするのですが、これは嘘。実は、ドヒョンとジュヨンは高校の先輩後輩の間柄。ドラマを見続けていくとわかるのですが、ドヒョンはジュヨンから次に会ったら知らないふりをしてほしいという約束を守っていただけ。それどころか、ドヒョンが大学生の時にも二人はばったり出会っていたんで。まぁ、そのことがきっかげで、ドヒョンが兵役で特殊部隊での訓練を受けるのですが。
で、このドラマのおかしさは、とにかくなぜそこまでするの?という話。そう、ドヒョンがジュヨンを探し回ることで、いろんな事件に巻き込まれていきます。それも、殺人事件まで!何度も危ない目にあいながらも、ドヒョンは諦めるどころか、ユンミに協力を仰ぎ、ジュヨンの失踪とその背後にある事件を追いかけ始めるのです。その結果、闇組織の「影」の存在まで嗅ぎつけ、銀行との裏取引まで知ってしまうのですから、すごい、すごい。もちろん、そんな闇社会について知ってしまえば、始末される可能性は大。ただ、ドヒョンは刑事か検察並みに、その組織に向かっていくのです。それも、ジュヨンを探すという目的のためだけに!
正直、「リミット」のアクションシーンの凄さは半端ないんですが、ジュヨンを探すという理由だけだと、どうしても共感できない。いや、共感できる人もいるでしょうが、私にはわかりません。ドヒョンのしつこさは、マクチャンドラマの執念がかわいく見えますもん。高校生の時、ドヒョンがジュヨンに一目ぼれし、それ以来ずっとジュヨンを忘れずにいたとは言え、殺人の濡れ衣を着せられたり、何度も死にかけたりしてるんですから。おまけに、その闇組織の「影」には、ドヒョン母も大物弁護士として関わっていることも判明しますし。ただ、何度も死にかけて不死身のように生き返ったドヒョンの最期は、あっけなかった気がします。というか、ラストシーンは、死んだのかどうかが微妙だったので、どっちつかずとも言えますが。
ただのアクションドラマとして見るなら「リミット」は十分楽しめるのですが、ジュヨンを探すという理由だけが動機と考えると、首を傾げたくなり、うーんとなってしまいます。
■キャスト
キム・ムヨル(キム・ドヨン役)
イ・シヨン(チャ・ユンミ役)
コ・ソンヒ(ユン・ジュヨン役)
リュ・スンス(ソ・ジンギ役)
パク・ヘジュン(パク・ヒョンシク役)