ハンムラビ法廷 毒舌感想

takakoです。

テレビ東京で放映されていた「ハンムラビ法廷」。「応答せよ1994」の父娘が上司と部下、Araとエルが主演というだけで、法廷を舞台にした軽いラブストーリーと思ったら大間違い!ネタばれあるので、ご注意を。

チャオルムは判事としての初出勤日、電車の中で騒ぎを起こします。偶然居合わせたバルンは、初恋の相手チャオルムの別人の様子に唖然。ただ、チャオルムが自分と同じ法院民事第44部に配属され、気になって仕方がない日々を過ごします。そんな中、判事の仕事に夢を抱き、自分の信念に沿って行動するチャオルムは、行く先々でトラブルを起こします。一方、バルンは完全な原則主義者で、証拠がすべてという典型的な判事。二人の上司であるセサンは現実主義ではあるのですが、どこか奥の方に優しさがある部長。そんな3人が裁判での判決を巡り、それぞれの意見をぶつけ合いながら突き進み・・・。

高校生のチャオルムはおとなしく控えめ。Araには似合わないと思ったら、判事になったチャオルムは、無鉄砲!正確には、曲がったことが嫌でまっすぐすぎて、行動が極端。チャオルムのような人が周りにいたら、迷惑極まりないのは間違いなし。でもでも、そんなチャオルムに影響され、人に無関心で個人主義者だったバルンがどんどん変わっていきます。バルンの変化につられたのか、チャオルムの影響なのか、ロボットのように働く速記者ドヨン、バルン友人で判事のボワンまで変わるんです。まぁ、チャオルムの周りを省みずの猪突猛進に付き合っていたら、誰だって変わるでしょう。

で、チャオルムは裁判所の人たちだけではなく、裁判に関わった人たちをも変えていきます。たとえば、セクハラ裁判で証言をしたことで解雇になった女性。最初は証言をすることにもためらうくらいだったのに、解雇後は、不正を暴く記者に。記者になった後には、権力に盾ついたことで排除されそうになったチャオルムのため、粘り強い取材を続け、チャオルムを助けるのです。

正直、できすぎなストーリーだよなぁ~とは思いますが、これはドラマ。最後は正義が勝つ!でいいんでは?と。踏みつけられても踏みつけられても、雑草はたくましく戦います!で(笑)。

そして、韓国ドラマお決まりのラブストーリーは、もちろんあり(おぃ)。チャオルムとバルンは高校時代の知り合いで、チャオルムはバルンの初恋の相手。とはいっても、あまりにも変わりすぎたチャオルムにバルンは戸惑い、ぶつかり続けるのですが、やっぱり惹かれていきます。で、告白したら、チャオルムからは、誰かと恋愛する余裕がないと断られちゃうんです。ただ、朝から晩までずっと一緒にいる上に、チャオルムがあちこちで問題を起こすのをバルンが収拾していれば、チャオルムだってバルンに惹かれるのは当たり前。何しろ、バルンはビジュアルも群を抜いていますし。とはいっても、法廷ドラマだからか、ラブラブって感じではなく、付かず離れずの程よい感じでジ・エンドでした。

それにしても、「ハンムラビ法廷」はすごい丁寧に作りこまれているなぁ~と思ったら、脚本が現職判事。「親愛なる判事様」もよくできていましたが、被告の立場にたって考えるということの意味を、改めて考えさせられるドラマでした。

見て損はないです。

■キャスト
Ara+コ・アラ(パク・チャオルム役)
エル+INFINITE(イム・バルン役)
ソン・ドンイル(ハン・セサン役)
リュ・ドックァン(チョン・ボワン役)
イ・エリヤ(イ・ドヨン役)

スポンサーリンク
韓国ドラマ ad1 336×280