キム課長とソ理事 毒舌感想

takakoです。

BSイレブンで放映されていた「キム課長とソ理事」。ナムグン・ミンの演技の幅に脱帽です。ネタばれあるので、ご注意を。

ヤクザが経営しているナイトクラブで、資金や税務管理を担当する経理として働いていたキム課長は、ナイトクラブのお金を少しずつピンハネして横領し、デンマークへの移住資金を貯めていたのです。ただ、横領がばれてしまったため、キム課長はTQグループの経理課長の中途採用に応募し、無事に合格します。実は、キム課長が合格したのは、いつでもポイ捨てできる人物が必要だったソ理事の考えから。何しろ、TQグループの前の経理課長には横領の容疑がかかっているにも関わらず、自殺未遂で意識不明で状態だったから。そんな裏事情を知らないキム課長は意気揚々とTQグループに出社したのですが、あるアクシデントによって、弱者の味方のヒーローになってしまうのです。

「キム課長とソ理事」が今までのドラマと大きく違うのは、主役のキム課長はいい奴じゃない点(おぃ)。何しろナイトクラブでは横領してましたし。なので、TQグループに入社しても横領してデンマーク移住資金を貯めるつもりだったんですが、その計画がどんどん狂っていきます。正確には、ヒーロー扱いされて後戻り的なみたいな。ただ、数字を見て物事を判断する能力、修羅場をくぐってきただけあって、エリートを翻弄するだけの機転の早さがあり、とにかく笑えるシーンが満載。

一方のソ理事は、検事出身なのに、どんどん悪事に手を染めていきます。検事時代に事件を解決できなかったとで、内偵捜査としてTQグループのヘッドハンティングを受けたと思ったら大間違い。お金と出世の方に興味がシフトしたみたいで、あの手この手でキム課長を陥れようとします。でも、最後の最後にはキム課長の手のひらで転がされてしまい、一緒に悪と戦う方に回るんですよねぇ~。

正直、ストーリーもなかなかよく練られていたのですが、「キム課長とソ理事」の場合、キム課長とソ理事の掛け合いがとにかく面白い。キム課長は常に冗談交じりでお調子者っぽく接するのに、ソ理事は若いのに完全な堅物みたいな感じで。演じたナングン・ミンとジュノのブロマンスが話題になったようですが、見れば納得。というより、いくら文字で書いても、ナングン・ミンのあの独特な話し方とか接し方は、「とにかく見て!」としか言えません。

とにかく見て損はないので、見るのをお勧めします。そして、ナムグン・ミンの演技力に脱帽することは間違いありません。

■キャスト
ナムグン・ミン(キム課長役)
ジュノ 2PM(ソ理事役)
ナム・サンミ(ユン・ハギョン役)
チョン・ヘソン(ホン・ガウン役)

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