それでも青い日に 毒舌感想

takakoです。

BS12 トゥエルビで放映されていた「それでも青い日に」。「私の心は花の雨」とキャストがかなり重複している上に、第2の男にスポットライトが当たっているという点でもかなり似ています。ネタばれあるので、ご注意を。

イ・サングの本妻ミョンジュ、愛人エシムは、同じ日に女の子の赤ちゃんを産みます。納屋のような離れで、助産師の助けもなく一人で出産したエシムは、ミョンジュの娘と自分の娘を取り替えるのですが、本家の乳母アンソンに気付かれてしまいます。エシムは弟マンスを使ってアンソンを追い出し、取り替え事件は闇の中に。

そんな中、エシムはイ・サングの財産を持ち逃げし、ミョンジュ娘ジョンヒを連れていきます。エシムに財産を持ち逃げされたことを知ったサングは、エシムを捜す過程で事故死し、イ家は没落。エシムの娘ヨンヒは、母エシムの代わりに、家族から疎まれながらもイ家を支え、最後には家政婦として出稼ぎに。そして、ヨンヒは家政婦先の息子イノと恋仲になるのですが、もちろんイノ母に大反対され解雇されます。

その後、紆余曲折あってヨンヒ一家はソウルに引っ越してくるのですが、大家が乳母だったアンソン。アンソンは家族全員から虐げられているヨンヒの姿を不憫に思い、ヨンヒがエシムからジョンヒとヨンヒを取り替えたと聞かされても、エシムが元に戻したとは言えず・・・。そのおかげで、ヨンヒ一家は仲睦まじく暮らし始めます。ただ、エシムが再婚相手ヨンテクに過去をばらされるのを恐れ、ヨンヒ一家に嫌がらせをする過程で、エシムとヨンヒが敵同士に。

ここからの展開は大体よくあるパターンで、実の母娘であることを知らないまま、エシムとヨンヒの争いが始まります。おまけに、ジョンヒが好きなイノがヨンヒを好きであるということで、ジョンヒまでもが裏工作に走ります。ただ、ジョンヒには、イノだけではなく幼馴染のドンスが温かく見守っています。

で、韓国ドラマで不思議なのは、愛情というより恐ろしいほどの執着が、犯罪に手を染めさせるということ。ジョンヒのイノに対する執着は想像以上で、育ての母エシム、実母のミョンジュ、祖母まで騙し、挙句にはイノ父を拉致して、精神病院に入れる始末。ジョンヒのせいでイノ父は精神状態がおかしくなり、最後には交通事故で死亡。その上、拉致した事実を隠すために、実行犯を毒殺。

一方、誰からも相手にされないジョンヒとは違って、ヨンヒはモテモテ。イノとドンスを交互に両方と付き合うんで。正直、こんなに手玉にとっている(?)パターンはなかなかない。大体、片方はずっと見向きもされない片思いパターンなんですが、どっちにも一回は日があたる。逆に、ジョンヒは誰からも相手にされず、ある意味、かわいそうといえばかわいそう。

そして、結末はかなーり意外。エシムがヨンヒが実の娘と知り、エシムは自主!それどころか、自分のせいでおかしくなったジョンヒの罪までかぶって!大体、復讐劇は最後の最後まで、自分が悪くないと言い張るのに、意外な結末でした。おまけに、ヨンヒの結婚相手も、ジョンヒの最後の姿も、想像とは違っていて、いろんな意味で裏切られるドラマでした。

それにしても、最後の最後まで、ヨンヒがモテモテなのがわからないドラマでした。
#私には見る目がない???

■キャスト
ソン・ハユン(イ・ヨンヒ役)
イ・ヘウ(ソ・イノ役)
チョン・イヨン(チャン・ウナ/イ・ジョンヒ役)
キム・ミンス(パク・ドンス役)

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