お金の化身 毒舌感想

お金の化身

takakoです。

BS11で放映していた「お金の化身」。「ジャイアント」のスタッフ・キャストが再結集して作成した作品ということで楽しみに見たのですが、「ジャイアント」での期待値を持ったまま見てしまったため、若干がっかりしました。ネタバレあるのでご注意を。

「ジャイアント」では良い人だったチ・セグァン役のパク・サンミン。ただ、「お金の化身」では、とにかく腐った人間。人を殺し、その罪を他人になすりつけ、全財産を奪ったにも関わらず、政治家になる目標に向かって一直線。

それどころか、チ・セグァンは超モテモテ。元女優のウン・ビリョン、部下の検事チョン・から言い寄られるのです。確かに、「パリの恋人」を見た時、パク・シニャンがだんだん格好良く見えてきたという過去がありますが、「お金の化身」を見続けても、パク・サンミンは格好良く見えない。この辺りは、お国によって格好良いという基準値が違ってますから、仕方がないんですが。

パク・サンミン

そして、同じく「ジャイアント」に出演していたファン・ジョンウムは、超おデブで登場。普段のすらっとした姿とは大違いなので、ちょっと驚きました。でも、なぜかかわいいんですよねぇ~。というより、愛らしいって感じです。

ポク・ジェイン

本題のストーリーは、ガンソクの父親が、チ・セグァンとガンソク父の愛人であったウン・ビリョンの策略で、殺されてしまうというのが始まり。その殺人罪をなすりつけられたガンソク母を助けようと、ガンソクが奔走。セグァンの策略だと気づき、記者、検察に助けを求めるも、2人ともセグァンに買収され、ガンソクは袋小路状態。ガンソクはセグァンから逃れるため逃げ回っていたところ、ジェイン母の車にひかれてしまい、記憶喪失に。ただ、交通事故がきっかけでガンソクは天才になり、孤児院に預けられた後もジェイン母が支援を続けたことで検事になります。そして、ガンソクはある事件をきっかけに記憶を取り戻し、セグァンへの復讐をすすめていきます。

まぁ、よくある復讐劇みたいな感じもしますが、相手は一枚も二枚も上手のセグァンということで、ガンソクはもう少しのところで何度も覆されます。それどころか、濡れ衣を着せられ、刑務所まで入る羽目に。おまけに、ガンソクが手に入れた実父の隠し財産、ジェイン母の全財産までもセグァンに奪われ・・・。で、肝心のセグァンは政治家になるべく、自分を慕っている部下のジフが権力者の娘だと知り、近づくという徹底ぶり。最後は、このジフが良心を選び、セグァンの不正を証明する証拠をガンソクに渡して終わるんですけどねぇ~。

人の欲望というのは限界がない

「ルビーの指輪」の時も思ったのですが、とにかくセグァンの行動を見ていると、欲望がどんどんエスカレートしていくのが見てわかります。ガンソク父を殺害したことで膨大な遺産を手にした時点で終わりにすれば、あんな悲劇は起きません。一生をのんびり過ごすことも可能だったのに、欲望に突き動かされ、自爆の道を歩んでしまう。

お金を手にすると、次は地位

十分なお金があっても、もっともっとという人たちには、社会的な地位が必要みたいです。いや~、私にはわからない世界なので、ドラマで楽しませてもらうというのが一番です。

それにしても、ガンソクとジェインがお互いを好きになっていくという過程がドラマからは読み取れなかったのですが、カットのせいなのか、私が気づかなかっただけなのか・・・。この辺りが「お金の化身」を超オススメとできない理由だったりします。

■キャスト
カン・ジファン(イ・チャドン/イ・ガンソク役)
ファン・ジョンウム(ポク・ジェイン役)
パク・サンミン(チ・セグァン役)
オ・ユナ(ウン・ビリョン役)
パク・チビン(イ・チャドン/イ・ガンソク子役)
ソ・シネ(ポク・ジェイン子役)

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