あの空に太陽が 毒舌感想

takakoです。

BSイレブンで放映されていた「あの空に太陽が」。悪女役じゃないユン・アジョンは、なんかしっくりきませんでした。ネタばれあるので、ご注意を。

異母弟の示談金のため、継母はインギョンを金持ちに売ろうとします。その事実を知ったインギョンは、ソウルに住む幼馴染の元に逃げ出します。そして、ひょんなことから知り合った大学生のミヌと恋に落ち、付き合い始めます。おまけに、ミヌが脚本と監督をしている演劇で、主演の女優の代役をつとめたことで、インギョンは演技に魅了されます。一方、ミヌは自分につきまとっていたヒエが、映画会社社長ジョンホの妹だと知り、インギョンを捨て、ヒエに乗り換えるのです。ただ、その時、インギョンのお腹にはミヌの子供がいたとは知らず・・・。

「あの空に太陽が」は、マクチャンドラマの王道の展開です。

貧しいながらも幸せなカップル

金持ちの女横やり

欲望に目がくらみ、男が女を捨てる

女は妊娠中

王道の展開でも、どういう味付けをするかで、面白さはかなーり変わります。インギョンの場合、捨てられた後、子供を出産しますが、死産だったと周りから嘘をつかれことで、後半まで子供との生活はでてきません。女優としての修行をし、オーディションで大役をgetし、トップ女優になってから、実は子供が生きていたと知るんで。

トップ女優になってからは、ジョンホからアタックを受けるも、インギョンは頑なに拒み続けます。ですが、ジョンホは離婚経験者でもあるので、そっとインギョンを支援するという紳士な態度で接し続けます。もちろん、インギョンの存在が気になるミヌが、何かにつけインギョンを蹴落とそうと策略を巡らせますけどねぇ~。正直、姑息すぎて、夢を語っていた大学生の頃とは別人で、人って欲に目がくらむとこんなに変わるんだぁ~と思わされた典型でした。結局、インギョンはジョンホと結婚し、元恋人同士が同じ家で暮らすことになります。

ドラマはここで終わりではなく、ミヌの暴走によってどんどんおかしな展開になっていきます。たとえば、ミヌはインギョンの目の前で飛び降り、自殺したと見せかけ、裏でインギョンたちへの復讐を企てたりしますから。幸い、インギョンたちがおかしいと気づいて、ミヌは逮捕されますけど。で、さすがにこれで終わりかと思ったら、いやいやまだ終わらないのが「あの空に太陽が」。往生際の悪いミヌは、脱獄するんで。ここまで往生際の悪い人は、いろんなマクチャンドラマ見てきましたが、なかなかお目にかかれないレベルです。

ミヌがおかしな方向性にいっている間にも、インギョンは自分が企画した映画を上映してくれる映画館探しで、全国を奔走します。作品の質だけで決めてくれる小さい劇場での上映がきっかけで、映画自体は大ヒットに。

こうやって書くと、ストーリー自体はマクチャンでありつつも、女一代繁盛記みたいな朝ドラ的要素があるので、結構楽しめます。唯一というより最大の欠点は、ユン・アジョンとノ・ヨンハクの組み合わせですかねぇ~。いくら若作りメイクをしても、ノ・ヨンハクの方がかなり年下であることは一目瞭然。実年齢調べたら、10歳離れていて、やっぱりなぁ~と思いましたから。実年齢無視は構わないのですが、並んだ時に明らかにおかしいという組み合わせはどうかと思いました。まぁ、ユン・アジョンが良い人役の方がもっとおかしかったですが(おぃ)。

■キャスト
ユン・アジョン(カン・インギョン役)
ノ・ヨンハク(チャ・ミヌ役)
イ・ミヌ(ナム・ジョンホ役)
キム・ヘジ(ナム・ヒエ役)

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