takakoです。
BS朝日で放映されていた「3度結婚する女」。最後まで見て、まんまとタイトルに騙されたと思ったのは言うまでもありません(笑)。ネタバレあるので、ご注意を。
「わが愛しの蝶々夫人」が放映していた枠だったこともあり、あまりにもテイストが違う作品でびっくりしたのが最初の感想。さらに、数話見て、イ・ジアの顔がうけつけなくなり、放置(おぃ)。どう見ても、「ベートーベン・ウィルス」の時とは顔が違ってみてたんで調べたら、イ・ジア整形したんだと。まぁ、鼻をいじって思ったようにならず元に戻したと記載があったのですが、何だか全体のバランスが不自然に見えるようになってしまった感がするんですよねぇ~。そうはいってもどんどん録画がたまると他のドラマを録画できなくなるので、見始めると、これがなかなか。「3度結婚する女」のイ・ジアが演じるウンスってすごい、すごい。
最初の結婚では姑のいびりに耐えられず、限界に達した時点で夫のテウォンに離婚通告。テウォンは母親のいびりがウンスに離婚を決意させるほどひどいとは気付いていなかったのですが、時すでに遅し。ウンスは一度決めたことは、誰に何と言われようとも決行するという竹を割ったような性格ですから。
離婚後も、テウォンとウンスは娘スルギがいたことで、友人のように過ごしていたのですが、ウンスはスルギを置いて、中小企業の御曹司と再婚。いつかやり直したいと考えていたテウォンの希望が消えるのですが、テウォン母もテウォンを無理矢理結婚させます。そう、資産家の娘チェリンと結婚させるために、ウンスの嫁ぎ先にまで電話し、ウンスを困らせ、テウォンを意のままに操るのです。ただ、誰もがこの時点でチェリンの行動がおかしいって気付かないのが謎。そう、テウォン母を動かしたのはチェリンの告げ口がきっかけだったのです。チェリンは自分の意のままに、テウォン母を操っていたんです。結局、チェリン家の財産に目がくらんだテウォン母のしてやったりかと思いきや、チェリン父は一人娘チェリンには1円も残さず、財産を寄付してしまうのです。もちろん、テウォン母のチェリンへの態度はどんどん変わっていくのですが、それよりもチェリンのスルギへの態度の方がもっとひどい。
スルギがチェリンに叩かれている現場を家政婦が見つけたことで、チェリンの問題に家族中が気付くのですが、時すでに遅し。そう、チェリンはすべての問題を他責にする癖がある。これ、結婚する前にも前兆が出ていた気がしたんですが、誰も気付いていなかったのは不思議で仕方がない。
因果応報
まさにテウォン母の欲が孫娘スルギを苦しめたのです。お人好しのテウォンですら、チェリンに愛想をつかし離婚を言い渡すのですが、チェリンは自分には非がないといい張り、居座り続け・・・。ただ、チェリンの考え方がおかしい理由が、父親に暴力を振るわれていたと知るや、テウォンはチェリンを受け入れることに。な、なんていい人なんでしょう!!!
その間、ウンスも夫ジュングの2度の浮気に愛想を尽かし、妊娠中にも関わらず、離婚を切り出すのです。ジュング家族がいくらなだめてもウンスは決心を変えず、生まれてくる子供をジュング家に渡すことで離婚を合意。いやはや、ウンスの揺れない固い決心ってすごすぎ。ただ、子供が生まれたらやり直すのかと思いきや、3度目の結婚は自分としたとウンスが姉ヒョンスに言い放つのを見て、なるほど!と。タイトルに完全にやられたと思った瞬間でした。
それにしても、顔もさることながら、イ・ジアの演技力にも違和感を感じたのは言うまでもありません。冷たい役柄のせいなのか、前より演技が下手になったように感じられたんですよねぇ~。それはハ・ソクジンにも感じたので、何だったんでしょう?あっ、ソン・チャンウィには全然感じなかったので、二人とも役柄があってなかったのかなぁ~。
前置き長いですが、「3度結婚する女」は絶対見て!!!という作品ではありません。どちらかというと、時間があればどうぞというのが、私の正直な感想です。
■キャスト
イ・ジア(オ・ウンス役)
オム・ジウォン(オ・ヒョンス役)
ソン・チャンウィ(チョン・テウォン役)
ハ・ソクジン(キム・ジュング役)
チョ・ハンソン(アン・グァンモ役)
ソ・ヨンヒ(パク・チュハ役)
ハン・ジニ(オ・ビョンシク役)
キム・ジヨン(チョン・スルギ役)
ソン・ヨウン(ハン・チェリン役)