黄金の帝国 毒舌感想

黄金の帝国

takakoです。

BSフジで放映されていた「黄金の帝国」。韓国での視聴率はぱっとしなかったみたいですが、個人的には結構楽しめました。ネタバレはあまりない気もしますが、ご注意を。

「善徳女王」の影響がまだ残っているのか、強く逆境ばかり訪れる女性を演じるのには、イ・ヨウォンはぴったり。「黄金の帝国」では、財閥の次女として生まれ、長男、長女を差し置いて、父親からグループを任される役。それも、大学教授になりたいという夢を諦めさせられてという点が、ちょっと違ってます。まぁ、長男は会社をつぶしかねないほど能力がなく、社長を務めているのが従兄弟ですから。

ただ、人文系の学問を専攻していた人が、あんなにあっさり経営ができるというのがびっくり。やはり財閥家に生まれた者は、何だかんだ言って、幼い頃から経営についてはたたき込まれていたんですかねぇ~。

で、この「黄金の帝国」は、一言で書くと、ソンジングループの会長争いというお家騒動(おぃ)。従兄弟ミンジェ、長男ウォンジェ、次女ソユン、継母ジョンヒ、ひょんなことから関わった部外者テジュ(正確にはお金のために結婚したソユン夫)5人による会長のいす争い。とにかく家族中が牽制しあい、お互いがどんなカードを出してくるか探ったり予測して先回りしたり、その裏をいこうともがき続けたり・・・。

その中でも、貧しい生活から不動産で財をなしたテジュがどんどん変わっていくのが、見ていて苦しい。立ち退きを拒否したことで、チンピラによる強制排除で死んだ父親のようにはならないと誓ったテジュが、父親を殺した人間と同じ行動をとっていく。

権力の怖さ

テジュはお金なら十分稼いでいたのに、財閥の会長の座を目指したことで、どんどん人間が変わっていくのです。テジュが犯した殺人の身代わりとして服役したソリが、テジュが変わっていくのを何度も食い止めようとしたにも関わらず元のテジュに戻らなかったので、テジュの元を去ろうとまでします。結局、事態の収拾のために、ソリは本当の殺人犯はテジュだと検察に出頭し、テジュを止めようとします。その結果、テジュは所有していたソンジン株をソユンに譲渡し、すべてを終わらせるために自殺。えーっ、そういう結末かい!と思ったんですが、素直に服役するという方法ではダメだったのでしょうか?

プライドが邪魔をする

正直、ドラマを見ながら、お金持ちの世界ではこんなお家騒動がフツーなのかなぁ~なんて、持たざる者は思ってしまいました。お金の心配はいらないかもしれないけど、家にいても会社にいても、信用できるのは自分しかいない世界って、それはそれは恐ろしい。安心して眠れる日ってあるんですかねぇ~。

つくづく、上を上をとばかり上しか見ない生活は、私にはできないなぁ~と実感させてくれるドラマでした。世の中、ほどほどが大事です。

そして、私はチャン・シニョンの笑顔が好きだわぁ~と、改めて思いました(おぃ)。
#無邪気に話す姿がかわいすぎ!

さらに、ソン・ヒョンジュがモテモテなのがわかりません(笑)。

ソン・ヒョンジュ

ドラマの中では病気で入院中の妻がいたのに、銀行頭取の娘がずっと好きだったからと、プロポーズしてましたから。

チン・ソヨン

うーん、謎です。

■キャスト
コ・ス(チャン・テジュ役)
ソン・ヒョンジュ(チェ・ミンジェ役)
イ・ヨウォン(チェ・ソユン役)
チャン・シニョン(ユン・ソルヒ役)
リュ・スンス(チョ・ピルドゥ役)

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