takakoです。
BSイレブンで放映されていた「願いを言ってみて」。主演のオ・ジウンがいまいちという評判を読みましたが、私はたぬき顔が好きなので気にならず。ネタバレあるので、ご注意を。
毎回むかつくと言いながらも、悪女に翻弄されるお人好し主人公ものが好きな私には、ぴったりの作品(笑)。言わずもがなマクチャンドラマ定石の
◆お人好し主人公
◆主人公を助ける金持ちのイケメン
◆主人公を一方的に敵視し、悪事を働く金持ち女性
◆出生の秘密
は満載。ただ、「願いを言ってみて」には、悪女だけではなく、悪女おばさん(?)も出現。自分の欲望の叶えるために、実の娘を捨て、経歴を詐称して金持ちの家の後妻に入ったばかりか、そこで生まれた息子にさえ、自分の邪魔をするなという始末。よく考えると、「欲望の炎」もそういったテイストはあった気はしますけどね。
で、「願いを言ってみて」のお人好し主人公ハン・ソウォンは、本当にお人好し過ぎ。結婚式の日に交通事故で意識不明になって入院した夫を5年間看病し続けるばかりか、その夫の母親と兄まで面倒を見るんですから。おまけに、この姑は面倒くさい人で、世話になっているのに文句ばかり。とはいっても、ソウォンに感謝し、娘のように思っていた部分も事実は事実で、今までの一方的な意地悪姑とはちょっと違うところが丸。
あと、ソウォンを妨害する悪女イヒョンも、ジニより、社長の座の方が興味ありありという点でも、今までの悪女とはちょっと違います。今までの悪女は、主人公に自分が好きだった人を取られたとか勝手に思いこんで意地悪するパターンでしたが、「願いを言ってみて」では、自分が社長になるためにジニが必要だっただけという、ある意味、勝手な思い込みパターンではないのは丸。あの思い込みパターンは、見ていて痛すぎるというか、どうしたらそう思ってしまうんだろう?というのが理解に苦しみましたから。
そして、イケメン御曹司役のキ・テヨンは、いい人役いいねぇ~と。ユジンは良い旦那に巡り会えたとか勝手に思いましたが、問題は演技力。「スキャンダル」の時も気になったのですが、ちょっと棒かなぁ~と。話した時のトーンが変われば、もっと感じが変わるのに・・・なんて、勝手に思ってしまいました。
そして、誰がなんと言っても、「願いを言ってみて」では、ソクヒョン役を演じたヨン・ジュンソク君の成長にはあっぱれって感じです。子役出身なので演技力はありますが、「華麗なる遺産」から始まって、「がんばれ、ミスターキム!」「鮫」「応答せよ1994」と見ているので、その成長ぶりには目を見張るモノがあります。それぞれで全然感じが違う役ばかりなのに、演じ分けていますからねぇ~。これからますます楽しみです。
肝心のストーリーは、とにかくソウォンがイヒョンとヘランにあの手この手でやられまくるので、いい加減本当のことを言うべきだ!!!と、何度思うことか。私ならやられたら黙っていないので、なぜ黙ってやられ続けるのか、相手を思って何も言わないのかが、やっぱりわかりません。ただ、突っ込みどころがある方が、ドラマとしては楽しいのでいいんですが・・・。
ちなみに、
因果応報
という単語がぴったりのドラマです。最後の最後まで自分の非を認めない悪女が多い中、自分に返ってきた不幸を受け止めているのが、「願いを言ってみて」なんですよねぇ~。
まぁ、万人受けはしませんが、マクチャンドラマ好きな私にはぴったりでした。
■キャスト
オ・ジウン(ハン・ソウォン役)
キ・テヨン(カン・ジニ役)
ユ・ホリン(ソン・イヒョン役)
キム・ミギョン(イ・ジョンスク役)
チャ・ファヨン(シン・ヘラン役)