takakoです。
BS朝日で放映されていた「適齢期惑々ロマンス~お父さんが変!?」。イ・ユリがメインキャストの作品は、やっぱりハズレなし。ネタばれあるので、ご注意を。
結婚に興味なしと豪語していた弁護士のヘヨン。8年前にヘヨンに振られた元恋人のジョンファンは未だにヘヨンのことが忘れられず、同窓会で再会したことで、ヘヨンの前をうろつき始めます。ジョンファンのことを最初は拒んでいたヘヨンだったのですが、結局はジョンファンを受け入れ、付き合い始めることに。そして、両方の両親に内緒で同棲までするのですが、ヘヨンは結婚する気がないと宣言。その言葉を聞いたジョンファンは失踪(?)。ジョンファンがいなくなったことで、ヘヨンはジョンファンと結婚する決心をします。ですが、ヘヨンが提示した結婚は、1年のインターン期間を経たお試し結婚という形だったのです。
韓国のホームドラマは、メインキャスト以外の話だけでは終わらないのはいつものパターンなので、ヘヨン、ジョンファンの結婚のインターン制度は、ストーリーのほんの一部。結婚のインターン制度だけでも十分に面白いので、それを軸に見ても飽きませんが、後半に渡って展開する、ヘヨン父ハンスが、友人の戸籍を使って生きてきたという方が大きかったりします。まぁ、時代が時代なので、戸籍のすり替えなんてフツーにできたと思うのであまり驚くことではないのですが、その友人の息子ジュニが現れたというのが大きい。
元アイドルで大根俳優と言われてたのに、ハンス一家と暮らすことで、家族というものがどういうものかを知り、俳優としても開花。でもでも、ハンスの2番目の娘ミヨンのことが好きになってしまい、ジュニは戸惑ってしまうのです。血のつながりは全くないから、すべての真実が明らかになれば兄妹かも!という、韓国ドラマあるある疑惑で悩んでいたことも消えるかと思ったら、「適齢期惑々ロマンス~お父さんが変!?」ではもっと大きな悩みになるという不思議な展開。
他にも、三女ラヨンとチョルス父とのやり取りも面白い。チョルス父がチョルスからラヨンを引き離そうとあの手この手で嫌がらせをするのですが、ラヨンの方が一枚上手。大企業の会長に臆することなく、手玉にとっていく様はなかなか。「マッド・ドッグ~失われた愛を求めて~」でもいい味出してましたが、ファヨンの今後は楽しみだなぁ~と。逆に、他のドラマでは主演も何本を経験している、チョン・ソミンの影の薄さが気になります。
あと、長男ジュニョンの結婚、ジョンファン両親の卒婚騒動などもあり、「適齢期惑々ロマンス~お父さんが変!?」には肩入れできるストーリーはわんさか。視聴率が高かった作品というのは、やっぱり違います。
■キャスト
キム・ヨンチョル(ピョン・ハンス/イ・ユンソク役)
キム・ヘスク(ナ・ヨンシル役)
イ・ユリ(ピョン・ヘヨン役)
リュ・スヨン(チャ・ジョンファン役)
イ・ジュン(アン・ジュニ役)
チョン・ソミン(ピョン・ミヨン役)
リュ・ファヨン(ピョン・ラヨン役)
アン・ヒョソプ(パク・チョルス役)
ミン・ジヌン(ピョン・ジュニョン役)
イ・ミド(キム・ユジュ役)