記憶~愛する人へ~ 毒舌感想

takakoです。

BSイレブンで放映されていた「記憶~愛する人へ~」。「ミセン-未生-」でオ・サンシク役だったイ・ソンミンが主演ということで、期待大でしたが、その期待は裏切られませんでした。ネタばれあるので、ご注意を。

裁判で勝つためなら手段を選ばないイ・ソンミン演じるテソクは、弁護士事務所でもエース級で、テレビにも出演するほどの売れっ子。そのため、テソクはイ・ギウ演じるヨンジンが副社長を務める財閥の担当。ただ、ヨンジンの傍若無人な態度には、さすがのテソクも辟易する時があり、折を見ては反撃をします。残念ながら、気性が荒い上に、頭の回転もよいヨンジンがそんなテソクの行動を見逃す訳もなく、報復もしっかりしますけど。

一方、パク・ジニ演じるテソク前妻ウンソンは、検事となったいまでも、テソクとの間の息子のひき逃げ事件を追い続けていたのです。そんなウンソンにテソクはすべてを忘れて前を向くようにと諭すので、会えばケンカばかり。ですが、テソクが認知症になってしまい、無意識にウンソンと暮らしていた家に帰ったりし始め、疎遠だった二人が関わり始めます。

そんな中、テソクの妻ヨンジュ、テソクの秘書ソンファは、テソクの異常に気付き始め、二人はテソクが認知症であることを知ってしまいます。悲しい出来事にも関わらず、二人はできるだけテソクを支えようとし、テソクが忘れてしまったことを補うように行動します。正直、ヨンジュの行動はわかりますが、ソンファの心遣いを見ると、上司としてテソクは良い人だったということがわかります。

そして、前妻ウンソンまでもがテソクの認知症に気付きます。その上、テソクは認知症になったことで、自分の今までの弁護士としての行動について悔い改めるばかりか、息子のひき逃げ事件についても、ウンソンと共に調査を始めます。その結果、すぐそばに犯人がいたことに気づき、またしても自分の過去の選択に後悔をします。

認知症というテーマではありましたが、明日、どうなるかなんて誰にもわからないよなぁ~ということを、「記憶~愛する人へ~」は教えてくれます。実際、テソクは地位、名誉、お金より大事な物があるということに気づき、自分の記憶が残っている間に、少しでも罪滅ぼしをしようと奔走しますから。ある意味、罪滅ぼしができるだけましとも言えますし。まぁ、認知症の場合、あるタイミングになったら全く何もわからなくなってしまうので、後悔という概念すらなくなるとは思いますけどねぇ~。

イ・ソンミンの脚本選びに脱帽です。

■キャスト
イ・ソンミン(パク・テソク役)
ジュノ 2PM(ジョンジン役)
キム・ジス(ソ・ヨンジュ役)
パク・ジニ(ナ・ウンソン役)

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