takakoです。
BS11で放映されていた「私の10年の秘密」。撮りだめしてあったのを一気見。韓国での視聴率がぱっとしなかったのも納得の作品です。ネタばれあるので、ご注意を。
お金よりも、学歴よりも、もっと重要なものがあるというのがテーマだとは思うのですが、「私の10年の秘密」は全体的に話が飛躍し過ぎなんです。
物語の序盤で、高校生だった主人公イヒョンが、突然10年後の姿に変わってしまいます。正確には、道端で倒れていたイヒョンには、10年間の記憶がなかったという流れ。てっきりSFチックな話かと思いきや、10年間の記憶だけぷっつり切れてしまったという謎の状態。
この展開自体、受け入れるのはちょい厳しいなぁ～と思ったのですが、その記憶がないままさらに6年も経過。で、その10年のうち、家族の誰もが知らないイヒョンが家出していた1年間を一緒に過ごしていたというギョンドゥが現れるのです。
誰が見ても、家柄や学歴など一切釣り合わないギョンドゥとの間に、イヒョンが子供を産んでいたというのですが、イヒョンにはその記憶が一切なし。物語は日常を過ごしながら、その記憶が少しずつよみがえっていくという話なのですが、全体的に無理がありすぎ。そう、詰め込みすぎて、惜しい！という作品でした。
特に、ユ・ジュンサンが頭が悪くて、がさつという役を演じているのですが、何だかオーバーすぎて見てて痛かった。こういう演技は、パク・チョルミンがやれば、何とも感じないんですけどねぇ～。
おまけに、ダメ男の割には、後ろ姿が完全にモデル体型で、歩き方もモデルっぽくなっていて、ダメさ加減が足りなかったんです。
＃やっぱり「名家の娘ソヒ」での役柄みたいな方が向いていそうです。
あと、全身整形女イ・ジン（笑）。私が勝手に全身整形女と呼んでるだけなんですが、ボディコンで強調される巨乳が、大きいというより怖いと感じたんです。何か、サイボーグ？みたいな。
そう、「私の10年の秘密」は、どうでもいいことに目がいってしまい、物語に集中できなかったんです。子役のカル・ソウォンちゃんがとにかく上手だったことを考えると、残念で仕方がありません。
■キャスト
ソン・ユリ（チョン・イヒョン（ユニ）役）
ユ・ジュンサン（ホン・ギョンドゥ役）
カル・ソウォン（ホン・ヘドゥム役）
イ・ジン（イ・ソニョン役）
キム・ヨングァン（パク・スチャン役）
キム・ガプス（チェ・グク役）
イ・ヒョジョン（チェ・ソク役）
キム・ソヒョン（チョン・イヒョン（子役）役）