知ってるワイフ 毒舌感想

takakoです。

BS朝日で放映されていた「知ってるワイフ」。チソンが主演作品って、観なければよかった・・・と思った作品がほとんどないなぁ~と実感。ネタばれあるので、ご注意を。

「あの時こうしてれば・・・」という自分の選択に対する後悔って、誰でも持っているはず。私の場合、新卒の会社選び。2社から内定もらっていたので、もう1社の方にしてたら・・・とは、何度も後悔したので。「知ってるワイフ」は、そんな選択の後悔を、タイムトリップして本当に別の人生を歩んでしまうという形で描く、今までのタイムスリップものとは一線を画すもの。最初は、「ゴー・バック夫婦」のように、夫婦揃って過去に戻るドラマかと思ったのですが、ちょっと違いました。

ジュヒョクは2児の父で、妻ウジンに恐怖を覚えています。まぁ、妻を恐れている夫はよくいますが、鳥の骨が飛んできたシーンを見れば、ジュヒョクの気持ちもわからなくもない。離婚したいと思い始めていた矢先、大学生の頃に片思いしていたヘウォンに再会。すると、ヘウォンから、大学生の頃にジュヒョクが好きだったと告白されるのです。その言葉を聞いたジュヒョクは、あの時、ヘウォンとの待ち合わせに間に合っていたら、ヘウォンと結婚して穏やかな生活が送れていたのでは?と妄想し始めます。で、そんな妄想が現実に。あるおじさんからもらった500ウォン硬貨を、見覚えのない高速道路の料金所に投函すると、2006年に。そして、ウジンと出会うきっかけになった痴漢事件を黙示することに。その結果、目覚めて2018年に戻ると、ジュヒョクはヘウォンと結婚していたのです。

ただ、運命は面白い。ヘウォンと結婚したジュヒョクの前に、ウジンが現れます。同僚の銀行員として。もちろんウジンはジュヒョクのことを知らないのですが、ジュヒョクはウジンのことが気になって仕方がない。それどころか、目の前にいるウジンと接することで、ときめいて結婚した昔のことを思い出し、ウジンへの思いが溢れていくのです。同じく、ウジンもジュヒョクと一緒にいると心がときめくのですが、既婚者だからと必死に自分の気持に蓋をしようとするのですが、結局は無理だと判明。その後、ジュヒョクが離婚すると、ジョンフと別れ、ウジンにアタック。おまけに、なぜこんなにジュヒョクに惹かれるのか?と、ジュヒョクにぶつけ、実は夫婦だったということを知るのです。

で、ここからがすごい。ウジンも過去に戻る方法を知り、ジュヒョクと一緒に2006年に。ただ、ウジンはジュヒョクではなく、父の事故死を防ぐことを最優先にします。その結果、2006年にジュヒョクには出会わないのですが、目を覚ました2018年には、ジュヒョクを探す行動をおこします。ウジンを避けるジュヒョクにつきまとい、同じ支店への異動を企て、同僚を煽り・・・。ウジンの行動力たるはすごい!の一言ですが、ジュヒョクは自分は女性を不幸にするからと避け続けます。でも、ウジンが事故に巻き込まれるかもと思った瞬間、ジュヒョクはウジンとの未来を歩む決心をします。

現在と過去を行ったり来たり、あらゆる選択をしても、ジュヒョクとウジンは結婚するという選択だけは変わらない。その代わり、最初の結婚のときのように、鳥の骨を投げるようなウジンにならないよう、ジュヒョクもウジンに寄り添い、ウジンもまたジュヒョクを理解するという良好な夫婦関係が構築できてジ・エンド。

2019年に観たドラマのベスト5候補です。

■キャスト
チソン(チャ・ジュヒョク役)
ハン・ジミン(ソ・ウジン役)
イ・ジョンウン(ウジン母役)
カン・ハンナ(イ・ヘウォン役)
チャン・スンジョ(ユン・ジョンフ役)

スポンサーリンク
韓国ドラマ ad1 336×280