棚ぼたのあなた 毒舌感想

棚ぼたのあなた

takakoです。

BSジャパンで放映されていた「棚ぼたのあなた」。韓国で視聴率が高かったのは納得の作品。良質なホームドラマというのがぴったり。

最近、日本のBSで放映される韓国ドラマは復讐ものが多いのですが、「棚ぼたのあなた」は復讐ものとは遠い話。さらに、恋愛ものでもない。「華麗なる遺産」に近いものを感じます。

人は成長する

「渡る世間は鬼ばかり」もある意味ホームドラマなんですが、いざこざがあって丸く収まるというのがパターン。でも、韓国ドラマのホームドラマって、家族そろって成長するみたいな部分が結構描かれている気がします。

「棚ぼたのあなた」でいえば、ユニ、インスク、マルスク。

ユニは家族がいないという点でグィナムとの結婚を選んだのに、グィナムの生みの家族と再会したことで、結局は家族と関わっていきます。最初は嫌がっていたけど、気づくとどっぷりみたいな!おまけに、あれだけ欲しがっていなかった子供を妊娠してしまい、流産した後には、養子まで迎え入れる変わりぶり。

自分が思ったことをはっきり言えるユニとは違って、自分には何もできないと思い常に引き気味だったインスク。ユニのおかげで、10代の頃に追っかけをしていたユンビンを再起させることに成功し、自信まで得られるようになるんですから。

マルスクもマルスクで、男性にもてまくっていることで相手を振り回して振るという人生を送っていたのに、セグァンと出会ったことで、従順な女性に変身!みたいな。

誰かと出会ったり、環境が変わることで、考え方というのは変わるもの。「棚ぼたのあなた」というドラマの中には、そういった要素がいっぱい詰まっていたのです。

あと、グィナム役のユ・ジュンサンが国民の婿と呼ばれたのも納得がいく位、よくできています。マスオさんてきな感じ。で、私は去年「名家の娘ソヒ」を見ているので、余計に人間として器が大きい人にしか見えませんでした(おぃ)。ドラマの影響はすごすぎます。

そして、個人的にびっくりなのは、イスク役のチョ・ユニ。ロングストレートだったのをばっさり切り、ボーイッシュにしたことで、今までのドラマとはまったく違う感じに大変身。正直、イスクがチョ・ユニだと気づかなかったという人もいたくらいですから。髪型と服装を変えると、こんなにも変わるんだぁ~という例です。

復讐ドラマの用にハラハラどきどきする展開はありませんが、見てて気分爽快なドラマなので、復讐ドラマに飽きた方はどうぞ。

■キャスト
キム・ナムジュ(チャ・ユニ役)
ユ・ジュンサン(パン・グィナム役)
ヤン・ジョンア(パン・イルスク役)
チョ・ユニ(パン・イスク役)
オ・ヨンソ(パン・マルスク役)
カン・ミンヒョク(チャ・セグァン役)

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