takakoです。
BSイレブンで放映されていた「果てしない愛」。ファン・ジョンウム は、役によってくどすぎる時があるなぁ~と思っていたのですが、「果てしない愛」のイネはちょっとくどすぎました。ネタばれあるので、ご注意を。
母と従妹とが惨殺に殺される現場を目撃した少女は、自分と間違えられた従妹ソ・イネとして生きることになります。祖母、叔母、ハン家家族と一緒に育ったファン・ジョンウム 演じるイネは、チョン・ギョンホ演じる次男グァンチョルが密かにイネを好きだというこ とを知らないまま、リュ・スヨン演じるハン家長男グァンフンと恋人同士に。
そんな中、グァンチョルとイネが、遊び仲間を助けるための行動が、大事件へと発展していきます。グァンフン父は殺され、グァンチョルとイネは車にはねられ、グァンチョルは死亡。収監されたイネを助けるため、グァンフンはパク・ヨンテと取引し、軍に入隊しますが、そんなグァンフンの思いを感じず、イネは自分の正当性ばかりを主張し、結局刑務所に。
その後、グァンフンは軍での生活から脱却するために、チャ・インピョ演じるチョン・テウンに近づきます。グァンフンはイネとの普通の生活を夢見ていたのですが、予想以上にテウンに気に入られ、結局娘婿に。死んだと思っていたグァンチョルも実業家として現れ、3 人の運命は予想外の展開に進んでいきます。
結局、イネは母の仇を打つことに邁進していくのですが、その結果、パク・ヨンテの手先 に強姦され妊娠。濡れ衣を着せられ収監中だったこともあり、イネは何度も自殺しようとするのですが、グァンチョルが子供の父親になると言いだし・・・。
で、最後の最後まで見たのですが、グァンチョルはイネと結婚した気配はない(カットされてる?)。イネ娘にはパパと呼ばれていましたが、一緒に暮らしているわけでもない。そう、グァンチョルはイネに何度も求婚しているのですが、イネが拒絶。その割に、グァンチョルがイネ母娘を 置いて遠くに旅立とうとすると、引き留める。個人的に、「果てしない愛」のイネの言動に は、まったく共感できず。
実際、グァンフンが軍に行くことになったきっかけだって、イネ。イネがグァンフンの言うとおりに騒がなければ、刑務所に収監されることもなかった。自分で自分の運命を狂わせておいて、グァンフンを恨むのがいまいち理解できない。まあ、その状況を理解できていたのか?と言われると、理解していなかった可能性があるとは思いますが。
おまけに、常にそばにいて、危険が及ぶと助けてくれるグァンチョルを、イネは利用するだけ利用しているとしか見えず。グァンチョルに対して、いくらなんでもひどすぎない?と、かな一り思ったのは私だけではないはず。
激動の時代を生きた韓国版ジャンヌ・ダルクみたいなものを想定していたのでしょうが、 ドラマを通して私が感じたイネ像は、単なるわがまま。国を動かすほどの人気を持っていたとしても、周りの家族の犠牲がちょっとどうかな?と思えたんで。もちろん、BSイレブンなので、大幅カットされていたとは思いますけどね。
何かどんでん返しがあるのでは?と期待して最後まで見続けましたが、私の期待は完全に裏切られた作品でした。
■キャスト
ファン・ジョンウム(ソ・イネ役)
リュ・スヨン(ハン・グァンフン役)
チョン・ギョンホ(ハン・グァンチョル役)
ソ・ヒョリム(チョン・ヘジン役)
チョン・ソミン(キム・セギョン役)
チャ・インピョ(チョン・テウン役)