星になって輝く 感想

takakoです。

BS日テレで放映されていた「星になって輝く」。話数が延長したのも納得です。ネタばれあるので、ご注意を。

テヨン紡織社長夫人ジョンレは二人目を出産するのですが、死産。同じ頃、ジェギュン家の納屋でミスンが出産するのですが、ジェギュン母がミスンをジェギュンの愛人と勘違いし、赤ちゃんをすり替え、ミスンの子供をジョンレに育てるように命じます。愛人の子と思いこんでいたジョンレはボンヒをかわいがることができず、月日は流れます。そして、ジェギュンがボンヒがミスンの子供である事実を知り、真実をドンピルに告げようとしたところ、殺害されます。それどころか、ドンピルはこの隙を狙って、ジェギュンの財産をすべて奪い、テヨン紡織の社長に就任。借金取りに追われたジョンレたちは、ギョンジャ一家が住む貧民街で暮らすようになります。さらに、世間知らずのジョンレは、ドンピルの思うがままに操られ、ジェギュン殺害の裏にはミョンソン紡織会長が絡んでいると思いこまされます。その結果、ボンヒは、ミョンソン紡織の会長子息であるジョンヒョンと会うことを禁じられてしまいます。

それから10年。姉ボンスンが家出をしたことで、ボンヒは学校にも行かず、働いて家族を支えています。ジョンヒョンはボンヒがミスンの養女として渡米していたと思っていたのですが、偶然再会。ジョンヒョンは身分を隠しボンヒと一緒にいようとするのですが、ジョンヒョンのことが好きなモランにばれてしまいます。学生運動参加者として警察の指名手配中だったジョンヒョンを、モランは警察に通報。一緒にいたソングク、ボンヒも連行されます。二人を助けるため、ジョンヒョンは父の提案を受け入れ、ミョンソン紡織に就職。

その後、ジョンヒョンはボンヒに猛アタック。ボンヒはジョンヒョンがミョンソン紡織の息子であるため拒み続けるのですが、自分の気持ちに嘘はつけず、つきあい始めます。そのことを知ったモランは、ありとあらゆる手段を使い、二人を別れさせようと暗躍。最後はミスンの娘にまでなりすまし、ミョンソン紡織を倒産に追い込み、ジョンヒョンとの婚約までこぎ着けます。ただ、1年経過してもジョンヒョンとモランの仲は進展せず。そう、ジョンヒョンはドンピルの助けを借りずに会社を建て直そうと暗躍し、ボンヒとやり直そうと考えていたのです。

日本の朝ドラ的要素がてんこもりの「星になって輝く」。主演4人が「星になって輝く」で抜擢されたという部分でも、朝ドラみたいで。

金持ち

貧乏に転落

学校も行かず必死で働く

初恋の相手に再会

周りの反対、妨害で別れ

デザイナーとして成功

初恋の相手と結婚、出産

見事なくらいなまでのサクセスストーリー。まぁ、日本の朝ドラと違って、妨害が半端じゃないんですけどねぇ~。韓国ドラマの妨害というか陰謀って、大映ドラマシリーズのいじめなんて、かわいいくらいのレベル。そして、そんな逆境でも主人公はめげずに頑張ると、視聴者は感情移入。完全に王道。わかってはいるけれど、私もこの手のドラマには弱い、弱い。

そして、イ・ハユルとチャ・ドジンなら、ドラマの立ち位置から考えると、チャ・ドジンの方がいいとは思いますが。一番苦しい時期を支えてくれたのは、ジョンヒョンではなく、ソングクなんで。ソングクがいなければ、ボンヒ一家は路頭に迷っていたと思うんです。糟糠の妻を捨てた話題にはよく焦点が当てられるのに、逆には焦点が当たらないのは不思議でなりません。

ただ、「星になって輝く」は、コ・ウォ二、イ・ハユル、チャ・ドジン、ソ・ユナより、エスク役のチョ・ウンスク、ミスン役のファン・グムヒの方が、私にははまりました。エスカレートするエスクの悪事に、「オ・エスク!」と叫ぶ姿がなかなかの見物。韓国ドラマの悪女は、最後の最後まで、何しろ自省しません(笑)。すべては他の人のせい。モランはすべてボンヒのせいにしてましたし。そう考えると、エスクはちょっと違うかなぁ~と。エスクは誰かのせいというより、ドンピル、モランのためというのが強かった。実際、エスクは無期懲役になっても、模範生になれば出所できるかもしれないという一縷の望みにかけ、資格を取るために頑張りますから。そう、モランのそばにいるために。ゆがみすぎた愛情ですが、一貫性はあるなぁ~と思わされました。

あっ、子役のキム・ユビンちゃんを忘れてはいけません。子役時代の話はそこそこ長いので、子役が下手だとドラマとして成立しなかったのは確かなんで。

王道のサクセスストーリーが好きな方には、オススメです。

■キャスト
コ・ウォ二(チョ・ボンヒ役)
イ・ハユル(ユン・ジョンヒョン役)
チャ・ドジン(ホン・ソングク役)
ソ・ユナ(ソ・モラン役)

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