我が家のロマンス 毒舌感想

takakoです。

BSジャパンで放映されていた「我が家のロマンス」。50話を撮り溜めて、一気見。ネタばれあるので、ご注意を。

韓国ではそこそこ視聴率が良かったみたいですが、それ以外の情報を持たず、「我が家のロマンス」というタイトルだけで見始めたので、途中断念するのでは?と。それが意外や意外、3日間で見終えました。

ただし、他の人に勧めるか?と問われれば、ノー。家族全員のエピソードすべてが面白いという訳ではないんで。特に、私の中でいらないというか、むかついたなぁ~と思えたのが、キム・ソックン演じるキム・ヨンジェとホン・スヒョン演じるイ・セリョンの結婚までのエピソード。

早くに旦那を亡くし、子供4人を苦労して育てたチャ・ファヨン演じる母。その母を手伝い、犠牲になったチャン・ソヒ演じる姉のユニについて、年が近いヨンジェがわかってなさすぎる。ドラマとは言え、見ていて本当にむかつきましたから。実際、あまりにもヨンジェの態度がひどすぎたので、普段は大人しいユニ夫が、ヨンジェを殴ったのは恐ろしいくらい理解できました。

他にも、4女ミンジが医大を勝手に退学するとか、家の状況を考えたら、フツーしないでしょう。医大に行けば何をしてもいいと言われたから入学した、入学したから自分が本当にやりたいことをするとかいうのは、えっ?という感じで。だったら、大学進学前に自分の夢は芸能人だと突っぱねればいいのにって。入学金とか学費とか、医学部って恐ろしいくらい高いのに、金銭的にゆとりがある家でないのに、それをあっさり無駄にする神経が全くわかりません。

とにかく、家族の途中、途中のエピソードは、理解しがたいものがほとんど。とはいっても、家族物は一組でも感情移入できれば、他はどうでも良かったりするのも事実。「我が家のロマンス」では、ユニのエピソードだけで十分って感じでした。

とはいっても、ユニ夫サンスンがイ・ムンシクで、美女と野獣の典型で、ずーっと疑問を抱きながら見ていたのですが、その理由も中盤で明かされます。ユニが恋人に捨てられた後、妊娠発覚。自殺しようとしたところ、サンスンが救ってそのまま婚姻届提出。ドラマを見る限り、サンスンは長女と次女を同じように扱っていて、ユニはいい人と巡り会えて良かったねぇ~と。まぁ、ユニの元恋人が現れ、すったもんだが起きますけど。

このすったもんだだけで終われば良かったのに、やはり韓国ドラマ。不幸な人はとことん不幸になります(おぃ)。ユニの腎臓に問題が起き、すでに末期状態。移植をしなければ余命数年という状態。兄弟の犠牲になり、恋人にも捨てられ、カフェの切り盛りと平凡な家庭を維持することしかないユニに、ちょっとひどい仕打ちとしか言えない。

ただ、あれだけお金のことで騒いでいたチン・ヒギョン演じるナミが、ユニのことでミンジに優しくなったり、ジョンエがユニの匿名のドナーに名乗り出る手助けをしたりするという部分にはうるうる。ナミはジョンエがドナーになることを反対していたのに、母親だったら私の気持ちがわかるはずと言われ、サポートするばかりか、義父との婚姻届まで提出しますから。

イ・セチャン演じるナミ夫が、昔はあんなんじゃなかった~と言ってた台詞があったのですが、最後のシーンを見て、なるほど!と思いました。月日が人を変えてしまっただけなのねぇ~と。

そして、ジョンエが自分の子供のために犠牲になるのは母親だから当然と言っていた台詞は、原題が「엄마(オンマ)」であれば違和感なし。というより、邦題「我が家のロマンス」にしたせいで、視点がぼやけた感がせず。

復讐劇のヒロインではないチャン・ソヒは、新鮮。おまけに、衣装がかわいかった。

■キャスト
チャ・ファヨン(ユン・ジョンエ役)
パク・ヨンギュ(オム会長役)
チャン・ソヒ(キム・ユニ役)
キム・ソックン(キム・ヨンジェ役)
ホン・スヒョン(イ・セリョン役)
イ・テソン(キム・カンジェ役)

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