我が家のハニーポット 毒舌感想

takakoです。

BS12 トゥエルビで放映されていた「我が家のハニーポット」。「伝統酒造会社を舞台に頑張る4人のサクセス&ラブストーリー!」というキャッチコピーはちょっと違う気がしますが、十分楽しめます。ネタばれあるので、ご注意を。

天性の味覚・嗅覚の持ち主であるボムは、伝統酒メーカー「プンギルダン」への入社を目標に頑張っていたのですが、試験当日に大寝坊。試験には間に合ったものの、実力を発揮できず。落ちたと思ったボムはアルバイトを開始。そこで、運命の相手(?)マルと出会うのです。もちろん、お決まりの最悪なパターンで(笑)。そんな中、ボムの育ての父ヨンホが事故で死亡。実は、その事故はマルの母ヒョンスクと関係があったのです。おまけに、ボムの育ての母ミダルは、ボムをヨンホが外で作った子供だと聞かされていたので、迷子だったとはつゆ知らず。ですが、ボムは「プンギルダン」の社長令嬢だったのです。

韓国での放映は2015年なので、「私はチャン・ボリ!」より後の放映ですが、ここ数年、

金持ちの子供が失踪

記憶喪失で貧しい家庭で育つ

成長して、実の両親の会社に入社

気付いた家族(養女とか)が追い出そうと画策

最後には実の両親と再会

というパターンが多い気がしますが、「我が家のハニーポット」も大体同じパターン。

ただ、「我が家のハニーポット」の場合は養女ではなく、追い出しを画策するのは、実の姉アラン。なぜ?という気もしますが、唯一の後継者だったのが狂うのですから仕方がない。おまけに、ボムの方が優秀。そう、姉のアランはビジネスウーマンではあっても、お酒造りの方の才能はないんですよねぇ~。遺伝的な要素は努力じゃどうすることもできないから、アランの気持ちはわからなくもない。

そして、ボムとマルの関係は、本人たちの気持ち以上に、この家族関係が複雑すぎで大反対されます。まず、ボムの育ての父の死が、マルの実母のせい。次に、マルの育ての父がボムの産みの父。それどころか、ボムの育ての母ミダルが、マルの産みの父と再婚。血がつながらない親戚同士の結婚だけで大騒ぎする韓国ドラマの中でも、群を抜く複雑さ!結局、二人はお互いの結婚をプレゼンして、周囲の反対を押し切るんですけど・・・。

そうそう、途中には、ボムを巡る三角関係もあります。アランの婚約者テホが、ボムに惹かれるんですよねぇ~。そりゃ、あれだけアランに体よくつかわれ、冷たくあしらわれたら、誰だって嫌気がさすと思うんです。というか、ドラマを見ながら、よう我慢してるなぁ~と、テホのこと感心しましたから。なので、アランとは全くタイプが違うボムみたいな人が目の前に現れたら、心が揺れるでしょ、フツーって感じですかねぇ~。でも、父ギルスのため(?)、テホは結局アランと結婚。まぁ、良心か両親かという選択は、究極の選択ではありますけどねぇ~。

で、もちろん恋愛以外のマクチャン(陰謀というか裏切り)もなかなかのもの。ボムの失踪はすべてテホ父ギルスの仕業。ボムがギルスの悪事を見ていたことを隠すため。それがばれたら、ギルスは「プンギルダン」までのっとります。もちろんギルス一人では無理なので、グッキと対立していたアランを利用して。でも、アランは母グッキの本当の気持ちを知り改心し、こっそりギルスの悪事を集めていくのです。でも、今度はグッキが病に侵され・・・。

紆余曲折はいろいろあっても、最後は全部解決してハッピーになるというパターンとは、ちょっと違う形で着地しました。

■キャスト
ソン・ジウン SECRET(オ・ボム役)
イ・ジェジュン(カン・マル役)
キム・ミンス(アン・テホ役)
ソ・イアン(チェ・アラン役)
ヨ・フンミン U-KISS(アン・スホ役)

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