思いっきりハイキック! 毒舌感想

takakoです。

BSフジで放映されていた「思いっきりハイキック!」。最初は支離滅裂でついていくのが大変だったシットコムですが、伏線のストーリーに中毒性があります。ネタばれあるので、ご注意を。

2006年の作品を今頃という感じもあったのですが、過去にヒットした作品は一応おさえておこうと見たら、うーんって感じ。数話で挫折パターンかと思ったら、最後まで完走。一つ一つのエピソードはどたばたばかりで、どっぷり浸かるドラマではないんですが、ユミ家の謎だったり、ユノの片思いだったり、最後が気になるサイドストーリーが小出しに明るみになるパターンなので、途中で辞められない(笑)。そう、途中経過じゃなく、結論だだけ欲しいパターンなんですが、この小出しはなかなか上手な造りになっていて、1話でも見逃すと、わからなくなるような。

とはいっても、私の心を捕らえたのは、ドラマのストーリーよりも女優と俳優。一人は、ソ・ミンジョン。あのどんくささには、超共感(笑)。どんくさいのは本人がどんなに注意しても改善しませんから。ミンジョンのように開き治るしかない。で、ミンジョンがすごいなぁ~って思うのが、天然すぎるところ。話し方とか服装とかだけで判断すると、ぶりっこ(古っ)と言われそうなんですが、そうならない雰囲気を醸し出しているところがすごい。いや~、周りにあんな人がいたら、みんながほうっておけないだろうという典型。ただ、他のドラマで全く見かけないなぁ~と思っていたら、「思いっきりハイキック!」後、結婚して渡米。


#1年後に偶然ミンジョンと再会し、涙を流すユノ

気になったもう一人は、ユノ役のチョン・イル。ミノ役のキム・へソンのその後は今一なのに、チョン・イルは右肩上がり。「思いっきりハイキック!」を見れば、チョン・イルがブレイクしたのは納得。担任でもあり、叔父の恋人であるミンジョンに片思いしている演技が、妙に切なくて・・・。ミンジョンと二人っきりで食事したり、出歩いている時の表情はぱっと明るいかと思えば、叔父ミニョンがプロポーズしたと聞いては結婚しないでと訴えたり。「太陽を抱く月」の時、片思いの役が妙に上手だなぁ~と思っていたのですが、「思いっきりハイキック!」の方が切なさは上(おぃ)。新人だったということもあり演技自体は荒削りでも、あの切なそうな悲しい表情は妙に印象深い。


#1年後に偶然ユノと再会し、ユノや~と呼ぶミンジョン


#ラストシーン

最終回を数年後のぼんやりという感じで描くのは韓国ドラマお決まりなんですが、その後がこれほど気になった作品も久しぶり。思わず韓国語で検索したら、

거침없이 하이킥’ 진짜 결말은 서민정♥정일우 였다
(「思いっきりハイキック!」の本当の結末は、ソ・ミンジョン♥チョン・イルだった)

と、ソ・ミンジョンがトークショー(?)答えてます。ソ・ミンジョンが結婚し渡米したことで、映画化ができなかったみたいなことも併せて答えてます。せっかくだから見てみたかったです。

■キャスト
チョン・イル(イ・ユノ役)
キム・へソン(イ・ミノ役)
イ・スンジェ(イ・スンジェ役)
ナ・ムニ(ナ・ムニ役)
チョン・ジュナ(イ・ジュナ役)
パク・ヘミ(パク・ヘミ役)
チェ・ミニョン(イ・ミニョン役)
シンジ(シンジ役)
ソ・ミンジョン(ソ・ミンジョン役)
キム・ボム(キム・ボム役)
パク・ミニョン(カン・ユミ役)
ファン・チャンソン(ファン・チャンソン役)

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