takakoです。
BS朝日で放映されていた「幸せをくれる人」。悪事を働き続けたポゲのラストが、ちょっとかなしい。ネタばれあるので、ご注意を。
ウニ、ウナ姉妹は早くに母を亡くしたが、父シウォンが会社を経営していたため金銭的には恵まれていた上に、父も二人に愛情をいっぱい注いでいたことで、何不自由なく暮らしていたのです。ですが、シウォンの友人で部下だったポゲが会社のお金を横領し逃亡したことで、事態は一変。ポゲを捜しだしたシウォンはつかみあいになり、橋から転落。さすがのポゲも罪悪感からか、自分の子供ソクチンとミスクを連れ、ウニ、ウナの家に戻ります。翌日、ウニ家には従業員たちが押し寄せ、ポゲは盗んだお金の一部で事態収拾を図り、ソクチン、ミスクと供にウニ、ウナを連れ、ソウルに上京します。ポゲは自分にはウニとウナの面倒を見るお金がないといい、二人を施設に預けます。その後、ウナだけ養子として出されるのですが、火災に巻き込まれ死亡。一人残されたウニは、施設の友人たちと一緒に成長し、栄養士として働いていたのです。そんな中、ウナがポゲの家を訪れると、家の前に赤ん坊が捨てられていたのを発見。ウナはその子を引き取り、自分の子として育て始めます。実は、その子供が、ソクチンと女優ジャギョンの子供で、ポゲの孫だとは知らず・・・。
「幸せをくれる人」は、とにかくウニの人の良さに驚かされます。幼かったとは言え、ポゲがソウルで大きなレストランを経営する財力があったのか?と疑問に感じないどころか、ありがたい人とずっと思っていたんで。それどころか、ウニはソクチンのことがずっと好きで、会社に手作り弁当を頻繁に届けてたんですよねぇ~。正直、ソクチンは母ポゲがウニ家の財産を横取りしたのに気づいていたんだから、あそこまでウニに冷たくしなくてもいいんでない?と。もっと言うと、ウニと結婚したら、財産奪ったのがばれてもちゃらになるという考えはなかったのかは疑問。
幸い、ソクチンがウニに振り向いてくれなかったことで、ウニはゴヌという素敵な人に巡り合えたので、感謝した方がよいのかもしれませんが(おぃ)。おまけに、ウニとゴヌとの出会いは必然だったりもしたんですよねぇ~。韓国ドラマあるあるの、過去からの縁。死んだと思っていたウニの妹がウナがソジョンだったんで。で、いつも面白いなぁ~と思うのが、何十年もの間、記憶喪失だったのに、再会がきっかけで記憶が戻るんです。そんなに簡単に記憶が戻るんでしょうかねぇ~。
で、「幸せをくれる人」は、タイトルはやわらかいのに、ポゲ、ソクチンの暴走は、マクチャンドラマの悪女顔負け。自分の悪事を隠すために、さらなる悪事を働くポゲ。ただ、ウニには、ゴヌばかりではなく、負けん気の強いソジョンまでも加勢し始めたので、ポゲ、ソクチンもどんどん追い詰められていきます。正直、ソクチンのウニへの態度はひどすぎたので、許せるレベルではないと思うのですが、ソクチンの妹ミスクはちょっとかわいそうではあります。ポゲが兄ソクチンばかりかわいがったことで、ミスクはずっと蚊帳の外だったんで。唯一の救いは、ミスクの娘ユリがしっかりしていたこと。ユリが母親でミスクが娘みたいな感じで、ほほえましい!
そして、最後の終着は、ポゲの逮捕なんですが、まさかの認知症。60歳にも満たないのに、認知症という結末は、人生ちゃんと生きなさいという教訓が、逮捕よりずしっときたのは言うまでもありません。
途中でソジョン役が交代したため、雰囲気が違いすぎて違和感がかなりつきまといましたが、イ・ユンジのおかげか、全体としては楽しめました。
■キャスト
イ・ユンジ(イム・ウニ役)
ソン・スンウォン(イ・ゴヌ役)
チョ・ヨノ(イム・ハユン役)
ハ・ヨンジュ(キム・ジャギョン役)
イ・ハユル(ソ・ソクチン役)