太陽の花嫁 毒舌感想

太陽の花嫁

takakoです。

BS11で放映されていた「太陽の花嫁」。56話撮りだめして一気に見たのですが、面白かった!!!ネタばれあるので、ご注意を。

「いばらの花」でも天真爛漫な役だったチャン・シニョン。「いばらの花」では強姦されそうになった上に殺されかけたことで、「太陽の花嫁」ではお金で親子ほど離れた会長の後妻になったことで、笑顔が完全に消えます。

チャン・シニョン

で、この笑顔を見ると、どんな男性でもいちころだろう~と思ったのは、私だけではないはず。過去に、「いま、会いにゆきます」の竹内結子の笑顔を映画館で見た時、やばくない?と思ったら、共演者の中村獅童と結婚しましたからね。それくらい威力のある笑顔(おぃ)。

さらに、私の場合は、頭が混乱する作品でもありました。「二人の女の部屋」と同時進行だったこともあり、「太陽の花嫁」では元夫婦、「二人の女の部屋」では娘の敵同士の親というハン・ジニとキム・チョンとの関係がちょっとおかしい。

ハン・ジニ キム・チョン

肝心のストーリーですが、財閥の会長と元アナウンサーの実話を元に書かれたということもあり、かなーり面白かったです。韓国ドラマ特有の復讐や愛憎、こじれた人間関係なども詰まっていたのですが、とにかく主人公ヒョウォンを追い込んでいく人たちがちょっとテイストが違うんです。

◆イ・ガンロ会長の元妻であるチョン・インスク

後妻のヒョウォンを認めないという点はわかりますが、実は元夫を愛しすぎた(執着とも言う)せいで、イ・ガンロを困らせることが楽しみになっていたりします。今までと同じようにヒョウォンも愛人の一人だと思っていたら、イ・ガンロが本気で愛していると知ってしまい、狂気の行動に。ただ、ヒョウォンは家族を救うために仕方なしにイ・ガンロと結婚し、離婚してもらうためにチョン・インソクを倒そうとしているなんて知らず、どんどんヒョウォンの対抗心をあおっていくのです。

自業自得

ヒョウォンに対してきちんと対応していれば、自滅することはなかったでしょう。

◆イ・ガンロとチョン・インスクの娘イ・イェリョン

ヒョウォンと結婚の約束までしたジニョクを好きになり、ジニョクを誘惑。ジニョクはイェリョンには興味がなかったのですが、親の敵であるイ・ガンロの娘と知り、イェリョンの誘惑に乗ることに。結局、最後の最後まで、ジニョクはイェリョンを好きでなかった、利用しただけだということは、本人には伝わってないんですよねぇ~。実際、ジニョクとヒョウォンが元恋人同士と知った時も、ヒョウォンが誘惑したと言い切ってましたから。自分が人から愛されない存在だということを気付いていない点が、すごい、すごい。

◆イェリョンにもてあそばれたペク・ギョンウ

パク・テホ弁護士やイェリョン親子に使うだけ使われたあげく、虫けらのように扱われたときに、ヒョウォンが裏表なく接してくれたことで、ヒョウォンの味方に。ヒョウォンの性格が、どんどん人を引きつけていくんですよねぇ~。やはりまっすぐ生きろってことでしょう。

まぁ、「太陽の花嫁」は脇の人たちの関わり方もなかなか面白く描かれていて、テンポも良かったのですが、とにかくいらいらさせられたのが、ヒョウォンがジニョクに本当のことを何も言わない点。結婚した理由、ジニョクを突き放した理由、遺産相続争いに必死になる理由、契約社員としてでも働こうとしていた理由、一緒に逃亡するつもりがイ・ガンロに戻った理由などなど、いい加減話せよ!!!と思ったのは、どれほどあったか。話してしまったらドラマにならないというのはありますけどねぇ~。

で、私が個人的にオススメのシーンは、イ・ガンロ会長が亡くなって遺言とともにヒョウォンに残した1枚の手紙だったのです。最後の最後になって自分の行動を後悔し、ヒョウォンを未亡人にしないためにと、離婚届を提出していたんです。やることなすこととんでもないこといっぱいあったんですが、この離婚届と、ジニョクには許しを乞わずに自分を殺すように言ったり。懐が深いというか、相手のことを本当は考えてあげられる人間的な部分があったんだなぁ~と。それを元妻であるチョン・インスクに壊され、前だけしか見ずに突っ走った結果が、あんな強欲じじい。

太陽の花嫁の真の主役はハン・ジニ

私が2014年に見た中では、「太陽の花嫁」はベスト5に入る作品です。
■キャスト
チャン・シニョン(キム・ヒョウォン役)
チョン・ウヌ(チェ・ジニョク役)
ソン・ユハ(ペク・ギョンウ役)
ハン・ジニ(イ・ガンロ役)
ヨン・ミジュ(イ・イェリョン役)

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