名もなき英雄<ヒーロー> 毒舌感想

takakoです。

BSイレブンで放映されていた「名もなき英雄<ヒーロー>」。視聴率ぱっとしなかったというのは納得。ネタばれあるので、ご注意を。

中央情報局の上層部から作戦を停止するように命じられていたにも関わらず、強行突破したことで、ペク・シユンは、任務中に後輩を亡くしたばかりか、本人も無実の罪で収監されます。3年が経過し、出所したシユンは、3年前の事件の真相を探るため、情報局のOBたちが集う「Bar隣人」を訪れます。ただ、「Bar隣人」がある地域は大企業の再開発が予定されており、地上げが横行。「Bar隣人」のアルバイトジョンヨンとその友人が地上げ屋に襲われているところを、シユンがキャップとマスクで正体を隠し、救います。そのことがきっかけで、ジョンヨンはシユンを正義の味方「影」と呼び、探し始めるのです。

ただ、シユンの興味は、3年前の事件の真相のみ。そのため、「Bar隣人」を買い取り、情報収集のみ専念しようとするのですが、「Bar隣人」に関わりがある人達が次々と殺されていき、3年前の事件と地上げが関係あることが発覚します。それどころか、警察官志望のチャンギュ、警察官テホとの関わりもあり、シユンは街を守る「影」として暗躍しつつ、3年前の事件の真相に切り込んでいきます。

パク・シフがスキャンダルを起こしてから、初の韓国ドラマ復帰作ということだったのですが、おいおいって思ったのは私だけではないはず。クリーンなイメージを取り戻そうと、正義の味方、スーパーヒーロー的役を選んでいない?という穿った見方を思わずしてしまいました。正直、イメージ戦略より、悪役とかダークな役をきっちり演じて、俳優としての地位確立の方が良かったのでは?と。まぁ、ドラマ自体が良くできていたら、「名もなき英雄<ヒーロー>」的な作品でも問題なかったのですが、視聴率もいまいちだったみたいですし。

実際、ちょっと検索してみたら、私だけが同じように思っていたのではないのは確か。ストーリーもストーリーだったのですが、パク・シフの演技があれ?というのがあったんですよねぇ~。「家門の栄光」「王女の男」「検事プリンセス」なんかと比べると、不自然すぎたので。

その上、ペ・ジョンヨン役のユリ、チェ・チャンギュ役のイ・スヒョク、元恋人ソアン役のチェ・ユンソとの関わりも、うーんって感じで。全体的にもやっとしてるんですよねぇ~。登場人物が多い割には、関わりが希薄すぎ。ペク・シユン vs ユン・サンミンのウェイトをもっと大きくし、その他の人達をぼやっとさせたら、逆に引き締まったのかなぁ~なんて、お節介にも思ったりもしました。

パク・シフファンか、時間がたっぷりある人はどうぞ。

■キャスト
パク・シフ(ペク・シユン役)
イ・スヒョク(チェ・チャンギュ役)
ユリ 少女時代(ペ・ジョンヨン役)
チョ・ソンハ(テホ役)
ユン・テヨン(ユン・サンミン役)

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