takakoです。
BS11で放映されていた「会いたい」。撮りだめしていたのを、今更ながら見た次第（笑）。珍しくあらすじは読まずに一気に見たのですが、なるほど、視聴率がぱっとしなかったのもわかる気がしました。ネタバレあるので、ご注意を。
「会いたい」はどう考えても、子役のドラマ。大人役が出てからの方が視聴率が会ったようですが、大人役になってからも、子役時代のシーンがかなり出てくるので、ヨ・ジング、キム・ソヒョンの演技力がかなり影響します。
ただ、ヨ・ジング、キム・ソヒョンは「太陽を抱く月」でも共演していて、子役が印象を残すというドラマという共通点があるので、何だか違和感あり。同じく、ユ・スンホの子役を演じたアン・ドギュ君も、「馬医」でのクァンヒョンの子役時代の印象が強烈なので、12歳で殺人を犯すという風貌には見えず・・・。
幸い、子役と大人役の違和感はあまりなかったので、その点は○。特に、キム・ソヒョンちゃんとユン・ウネちゃんの声って、似てる！と思えたので。顔は大人になるにつれ変わる人はいますが、声って声変わりをした後では意外と変わらないんですよね。顔が似ていない兄弟姉妹でも、声だけはそっくりだったりすることはよくありますから。
で、肝心のドラマの方は、全体的にすっきりしないというのが、私の印象。まぁ、カットされているシーンのせいかもしれないと思えなくもないのですが、カットされていても満足できる作品は満足できるので、「会いたい」は何かが足りなかったのでは？と。
実際、検索してみると、韓国で放映された後のニュースサイト（？）の記事を読むと、同じようなことが書いてあったので、カットだけの問題ではなさそうな気もしますし。21話の割には悪役の登場人物が多すぎたのか、伏線への疑問だけが妙に残ったというのもあります。
＜疑問1＞ジョンウ母は誰？
一瞬、ヒョンジュン母がジョンウ母じゃないのかなぁ～とも思ってしまいました。そうであれば、ジョンウ父との仲の悪さも妙に納得できたりしたんで。
＜疑問2＞ジョンウと継母が仲が悪い理由は？
ジョンウは母親の顔すら知らないという設定であることを考えると、継母がジョンウ家に入ってきたのは相当幼い頃のはず。もちろん、その頃から疎まれていれば仲が悪い可能性が考えられますが、ジョンウと妹はかなり仲良し。大体、継母の子供は女の子なので、ジョンウをいくら追い払っても、男の子に家業を継がせるという韓国の風習から考えると、女の子しか産んでいない継母の権利は小さい気がするんですよねぇ～。
＜疑問3＞ヒョンジュンはハン・ヒョンジュンではなく、なぜカン・ヒョンジュン？
ヒョンジュンがジョンウ父の息子ならば、名字はハンのはず。婚外子のためにハンの姓を名乗れなかったというのはわかるのですが、だったらスイスの口座に隠すほどの莫大なお金を、ジョンウ父ではなくヒョンジュンになぜ渡したんだろう？という疑問もよぎり謎。
＜疑問4＞ジョンウはなぜ祖父に会ったことがない？
ヒョンジュンに会ったことがないというか、存在を知らないというのはわかるのですが、祖父に会ったことがない孫って不思議。葬式を執り行っていたのを見ても、疎遠になっていた親戚というわけでもなさそうですから。
＜疑問5＞スイスにあるお金はどうなった？
ドラマを見ている限り、鍵を大事にしていることからも、スイスのお金は引き出していないのではとも思えるんです。もし引き出しているのならば、危険性を考え、別のところに移すはずなのに、いつまでも同じ鍵を持っているんで。「会いたい」のキーって、スイスにあるお金なのに、このお金の部分が見えないのが不思議で仕方がなかったです。
＃もしかしてカットされている？？？
書き出したら疑問がどんどん出てきたので、この辺にしておきます。もちろん、私の疑問は純愛というテーマからは逸れていますが、ディテールを丁寧に描けないなら、余計な詮索を与えるような部分を入れなければいいだけなんですよねぇ～。
そして、ラストは哀しい結末みたいなのをどこかで読んだので、てっきり「バリでの出来事」のようなラストを想像していたら肩すかし。罪を犯したヒョンジュンが罰せられるのは当然と言えば当然ですが、精神的におかしくなったヒョンジュンを置いて、たった10ヶ月でジョンウとスヨンが結婚というのは何だか納得がいかない部分もあります。数年経過しているならば、気持ちの整理もついてと理解できるんですが。
何だか全体的にすっきりしないドラマでした。
■キャスト
パク・ユチョン（ハン・ジョンウ役）
ヨ・ジング（ハン・ジョンウ子役）
ユン・ウネ（イ・スヨン/ジョイ役）
キム・ソヒョン（イ・スヨン子役）
ユ・スンホ（カン・ヒョンジュン/ハリー・ボリソン役）
ハン・ジニ（ハン・テジュン役）